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見当たらないスマホ/剛典side ページ17

…った


目を覚まして体を起こしたのと同時に走る痛みに思わず頭を抱える。

やば…今何時だ?
確認しようとスマホを探してみても辺りには見当たらない。
手探りでベッドの上を探したり
周りの床に脱ぎ捨てられてる
昨日着てた服を退かして探してみても
やっぱり見当たらない。


やべぇじゃん…
時間を時計で確認すればもう昼も過ぎた頃。

そんなことよりもAに連絡できない方がやばいからリビングや玄関先も確認してみるけど探し物は見つからない。


財布はちゃんとあるのにどうしてもスマホがない
頭の痛みなんてどうでもよくなって
途方に暮れてソファーに座り込む。


昨日の記憶を手繰り寄せてみて
確かスマホを最後に触ったのはあの強い酒を飲む直前。
テーブルの上にちゃんと置いてたはずだから店に忘れたのか?


sayuに連絡しようと思っても連絡先わかんないし
最後に行った店に電話しようと思っても調べる術もない。


困り果てて電話帳で調べて近くの交番に聞いてみるけど
スマホの落し物はありませんって言われただけ。



─ピンポーン…ピンポーンピンポーン


「あー…もうしつこい。誰だよこんな時に」


出てる暇なんてなくて1度スルーしたけど
しつこくて仕方なく応答する


「あ、よかった。居た」


「…どうした?sayu」


「急に来てごめんね。でも渡さなきゃいけないものがあって。剛典スマホ手元にないでしょ?」


「えっ…持ってんの?俺のスマホ」


「持ってる。ここじゃ人に見られたらやばいから入れてくれない?」


「あぁ、ごめん。上がってきて」


sayuが上がって来れるようにオートロックを解除
…本当は上げたくないけどやむを得ない



それよりもスマホがあってよかったって
緊張が解れてふぅーって深い息を吐く。


そろそろ上がって来る頃かなって
チャイムが鳴るよりも早く玄関に向かってドアを開いて待てば
エレベーターが到着する音が聞こえて
sayuがこちらに向かってくる。


「開けて待っててくれたんだ、ありがとう」


「こっちこそわざわざ届けてくれてありがとう」


返してくれと言わんばかりに催促するように手を差し出した俺の手にはスマホ…ではなくて何故かsayuの手が乗せられる


「え?いや…スマホは?」


「持ってきてるよ!ちゃんと返すからそんなに急かさないでよー。それよりも喉乾いちゃってさ…お茶1杯くれない?」

*→←上の空/剛典side



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のん - 更新待ってます!余裕があるときに、お願いします!!とっても楽しみです! (2019年5月7日 0時) (レス) id: efaaac0f28 (このIDを非表示/違反報告)
Ayaka(プロフ) - のんさん» 更新するたびコメントいただけて励みになってます!こちらこそありがとうございます! (2019年3月18日 20時) (レス) id: 289df29eb3 (このIDを非表示/違反報告)
のん - わぁぁぁぁ!更新ありがとうございます! (2019年3月17日 23時) (レス) id: efaaac0f28 (このIDを非表示/違反報告)
りみ(プロフ) - Ayakaさん» こしあん縛りかwww (2019年2月24日 20時) (レス) id: 9bc97295a3 (このIDを非表示/違反報告)
Ayaka(プロフ) - ニャンちゃうさん» 更新お待たせしましたー!やっと誤解が解けましたがsayuがこれからどんな行動起こすか心配ですね|ω・`) (2019年2月24日 18時) (レス) id: 289df29eb3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Ayaka | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=rimix  
作成日時:2018年7月21日 14時

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