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今日も定時に終わった仕事
そのまま帰る気になれなくて
また今日もバーにやってくる

オーナー「昨日は騒がしくてすいません、ほんのお詫びです」

と言うと私のお気に入りのカクテルを出してくれるオーナー

「気にしなくていいのに。でもありがたくいただきます」

遠慮なくカクテルを1口飲み喉を潤す
カクテルも美味しいし
オーナーもいい人だし雰囲気も落ち着く。
やっぱりいい店だなーなんて思いながらもう1口飲む。

オーナー「いらっしゃいませ」


アルコールも程よく回り気持ちよくなって来た頃

お客さんの来店を知らせるオーナーの声。
1人で飲みに来た私には関係ない事だと
入口の方を向きもせず頼んだチーズを口に運ぶ。

「隣いいですか?」

いきなり近づいてきた香り
いかにもいい男ですというような
いい香りを纏った男が隣に来る。

なんでわざわざ隣に来るのよなんて思いながらも

「どうぞ」

と言い近くなりすぎないように体を少し壁際に寄せる。

「オーナーいつものお願いします」

慣れたように注文する男
今時のオシャレ男子が被るような
ツバの広いハットを脱ぎサングラスを脱ぐ男の顔を
ちらっと盗み見る

「はっ?」

男の顔を見て思わず出てしまった声。

今日テレビで見た顔が横にある
登坂広臣だ。

まあただの一般人の私の事なんて
覚えて居ないだろうと思いながらも
昨日きつく言ってしまった手前
なんだか気まずい。

早いところ帰ろうと思い残ってたカクテルを飲み干し
オーナーにお会計をお願いする

臣「お姉さんもう帰んの?チーズまだ残ってんじゃん。俺も1人だからちょっと付き合ってよ」

席から立ち上がろうとすると
すぐに引き止められる。

「わかりました」

断るのも不自然な気がして
また荷物を置いた。

臣「オーナーお姉さんにもさっきのやつ入れてあげてよ」

スマートに頼んでくれる登坂さん。

そんな彼を見て
やっぱりもてるんだろうなーなんて考える私。

7→←5/臣side



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りょん(プロフ) - ホント世莉のやり方汚すぎる(;_q)確かに、この壁をどうやって乗り越えるのかソワソワしちゃう。無事に臣は主人公に会えるのかな〜(ノω<).。oOO (2016年10月23日 18時) (レス) id: 8889fc8e1d (このIDを非表示/違反報告)
美和 - 女って怖いです(恐)いくつになっても!臣くん頑張れ (2016年10月23日 15時) (レス) id: c7fea19952 (このIDを非表示/違反報告)
Ayaka(プロフ) - りょんさん» これからどうこの壁を乗り越えていくのか…ソワソワしてしまいますね笑 (2016年10月23日 9時) (レス) id: af7111a19c (このIDを非表示/違反報告)
りょん(プロフ) - 待てずに直ぐ読んじゃいました(笑)いいムードなのに、とうとう出てきちゃいました( ノД`)…頑張れ(;_q)臣戻ってきて…って一人で焦ってます(笑)ホントに大好きな作品です☆ (2016年10月22日 19時) (レス) id: 8889fc8e1d (このIDを非表示/違反報告)
Ayaka(プロフ) - りょんさん» 毎日楽しみにしていただいてありがとうございます!そして毎回頂けるコメント励みになってます!今日は夜中更新になってしまいそうですがお待ちください(^^) (2016年10月22日 15時) (レス) id: af7111a19c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Ayaka | 作成日時:2016年10月16日 16時

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