こじらせ恋愛

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未紗「なんか今日機嫌いいね」


いつも通り仕事しているつもりなのに
未紗にはバレてるみたい
ほぼ同時期にVartanで働き出した私達
前の店舗から一緒に異動してきた


「ちょっといい事あったかも」


ひーくんが彼女と別れて喜ぶなんて
性格悪いかもしんないけど嬉しいものは嬉しい


未紗「あーあの幼なじみだっけ？ゆーくん？」


「違う、ひーくんだから」


相手が誰かは教えてないけど
好きな人が居ることは未紗にも話してる


今日はいつもよりお客様が少なめ
今は店内に私達以外居なくて
仕事中なのに恋愛話で盛り上がってしまう


「いらっしゃいませ」


そんな時に入ってきた1人の男性のお客様
店内をキョロキョロした後
なぜか私と目が合うとこちらに近づいてくる


男性客「よかった、お姉さんいた」


よく見るとこの間のお客様。
今日はマスクもサングラスもしてない



男性客「こないだのバングル撮影に使ったんすけどすげぇ評判良かったっす。プライベートでも着けてるんですけどお気に入りになりました」


まだ幼さが残るあどけない笑顔のお客様
オシャレな格好してるしやっぱりモデルさんかな


「先日はありがとうございました。気に入っていただけてよかったです」



男性客「ピアス探してるんですけどいいのないっすか？」


「ピアスはこちらのコーナーになります」



その後ご案内した私
暇な日だった事もありピアスをお勧めしながら
お客様がお買い物している間たくさんお話した。


男性客「Aさんありがとう。また来ます」


話している内に私の名前を覚えてくれたみたいで
お姉さんじゃなくて
名前を呼んでくれるようになったお客様。

なんか弟みたいで可愛いなー
なんて思いながらお見送りする。



未紗「ちょっと！さっきの人GENERATIONSの玲於くんじゃん！」


「は？じぇねれーしょんず？」


私達のやりとりを見てた未紗
何故か大興奮してる


未紗「GENERATIONS知らないの？三代目の後輩だよ」


三代目の後輩って事は臣の後輩なのか…
どうりでなんかオーラがあったわ
ファンなのか未紗はまだ横でキャーキャー言っていた

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