はい、こちら中島です (ページ7)

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裕翔に抱き締められてる力が強くて身体が痛いし、大ちゃんからの視線も痛い。

離してくれ、息子の前でやることじゃない。

「じゃあパパが貰うね？」

〈っ、〉

「だって嫌いなんでしょ？ママのこと。パパが独り占めしちゃおーっと」

〈やだっ！んー、りょーすけっ…〉

必死に俺に向かって手を伸ばすだいちゃんが可愛くて思わず抱き上げる。抱き上げた瞬間にすごい力で首に抱きつかれて、苦しい。

何この男たち2人。変なとこ遺伝しすぎだよ…

『だいちゃん、俺嫌いって言われると悲しいなぁ』

〈ごめんなさぁい、〉

「大貴は偉いから、もう言わないもんね？」

〈ん！もういわないっ！りょーすけすき！〉

『ふふ、それは良かった』

だいちゃんの機嫌はすっかり直ったようで、ニコニコ笑顔に戻った。未だに2人に抱きつかれたままなのは置いておこう。

でもご飯作りたい…でも今離れるとまた拗ねそう、

『ごめん裕翔、ご飯作るからだいちゃん代わって？』

「えー？今やまのことハグしてる」

『うん、俺の事ハグしなくていいからだいちゃん抱っこして』

〈おれ、りょーすけがいい！〉

『ねえ夜ご飯遅くなっちゃうよ？少しでいいから、ほら』

「仕事疲れたんだもん、やま充電したいー」

〈いー〉

このスキンシップ癖どうにかならんのかこいつら。

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