【原神】今日から私、執行官になりました。

彼の拠点にて ページ20

5分ほど経過しただろうか…


少年「着きました、ここが拠点です」


少年の言う拠点に着いたらしい


そこは洞窟の中であるにもかかわらず机や椅子、調理器具や寝具、おまけに簡易式の風呂のようなものまで付いていた


A(ここで生活できるじゃん！)


タルタリヤもそう思ったに違いない…


タルタリヤ「へぇ〜…こんな立派な拠点だったなんてねぇ…」


少年「いえいえ…そんな事ないですよ」


パイモン「どうだ？オイラたちは毎日こんなにいい生活を送ってるんだぞ、羨ましいだろ〜？」


そういえばこの小さい生き物は確か…


少年「こらパイモン…お客さんをからかわないで…」


そうだ…パイモンっていう変な名前の生物だった…


少年が私とタルタリヤの方へ向き直る


少年「お二人共何か飲みますか？コーヒーくらいなら作れますが…」


言われて気づいたが、体が冷えている気がする


タルタリヤ「いいのかい？悪いね少年…お言葉に甘えてコーヒーを二杯頼むよ」


…………


その後、少年が淹れてくれたコーヒーを飲みながら洞窟の中で語り合った…


少年「少し皆さんのことについて知りたいのですが…」


A「あ、そうでしたね…！助けてもらったのにごめんなさい…」


少年「いえいえお気になさらず！えっと…まず俺から自己紹介しますね」


パイモン「早くしろよな！後が支えているぞ」


パイモンが急かす


少年「えぇと、俺の名前は「空」です、それで俺の横にいる生物がパイモンって言います」


タルタリヤ「ブフッッッ！！」


タルタリヤが飲んでいたコーヒーを噴き出す


空「大丈夫ですか？！コーヒー熱かったでしょうか…？！」


タルタリヤ「ケホッ…いやいや…大丈夫だ、少し、噎せてしまっただけだ…ケホッ…」


A(い、今…「空」って言った…？)


え…？


もし本物だったら何という偶然…


いや、そんなはずはない…きっと人違いだ…


本当の「空」はもっと悪い人だと思う…


こんなに良い人のはずが…


タルタリヤ「空か…いい名前だね…」


と言ってもタルタリヤの目は獲物を狙う猛獣のような瞳だ


タルタリヤはこの人物を観察しているのだろう


パイモン「オイラの紹介短くないか？！ダメだ！もっとオイラの紹介をもごご…！」


空がパイモンの口を抑える


空「お名前を伺ってもいいですか？」


A「はい、私はAです」


タルタリヤ「俺はタルタリヤだ…。」


タルタリヤの名前を聞いた瞬間、空の動きが止まる

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