悲劇【2】 ページ32
A「に、逃げて……ゲホッゲホッ！！バー……バラ…」
暴徒「グゥオオオオッッッ！！！」
辺りは血が一面に染まっている
ドスッドスッ！！
バキッ、ボゴッ！！
バーバラ「あ………あぁ………Aが……」
暴徒「グゥオオオオ！！」
？「ふぅむ……予定変更だ、そっちの彼女を連れて行こう」
ピクッ
暴徒たちの動きが止まる
バサッ
謎の人物は私を掴んでいた腕を離す
と、同時に私は崩れ落ちた
？「もういい、お前らは戻れ」
暴徒「グゥゥゥ……」
暴徒は殴るのを止め、大人しくなった
？「キミはAと言ったね？私と一緒に来てくれ」
ガシッ
シュゥゥゥゥ……
？「それでは、この娘は貰っていくよ…」
謎の人物はAを抱きかかえると、前に出現した黒い靄の中に消えていった
その場には私だけが残った
バーバラ「………………」
私は心の中に大きな穴が空いたように、生きる希望を失った
その後は、できる限り周囲の人間に隠してきたが
それは無理だったようで…
毎晩毎晩、泣き続けた
大切な人を奪っていったあの謎の人物を恨み、その時何もできなかった私の無力さを悔やみながら…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そこから数年が経った今、奇跡が起きて、そのAが私の前にいる
バーバラ「うっ……うぅぅぅぅぅ…！！」
バーバラの涙が溢れてきている
A「ははっ…また泣いてるよ」
バーバラ「うぅぅっ……！ぐすっ……」
あの時はバーバラに心配をかけてしまった
いつでもモンドに戻ることはできたが、私に会ったらバーバラは再びあの恐怖を鮮明に思い出すかもしれないと諦めていた
あの光景をもう一度バーバラに見せることが怖かった…
まぁ、空たちに連れてこられて戻ってきてしまったけど…
A「バーバラ…おいで…」
私は両手を広げる
バーバラはそれを見た瞬間、私の腕の中に飛び込んでくる
バーバラ「A〜っっっ！！」
ぎゅうぅぅ……
私はバーバラを優しく抱きしめ、彼女の頭を撫でた
バーバラ「うぅぅ…A……会いたかったよ…」
A「私もだよ…」
ごめんね…バーバラ
またあなたに迷惑をかけちゃったね…
バーバラが落ち着くまで、私は彼女を撫で続けた
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yyiu2371(プロフ) - ~◡◝さん» ありがとうございます！(*^_^*) (2022年9月12日 8時) (
レス) id: fffcc47a13 (このIDを非表示/違反報告)
~◡◝ - 好き (2022年9月12日 1時) (レス) id: 2ae0636db6 (このIDを非表示/違反報告)
yyiu2371(プロフ) - 星空ブリキさん» そ、そんな！自分の作品をここまで褒めていただけるなんて…！応援ありがとうございます！！ヽ(｀▽´)/ (2022年8月31日 19時) (レス) @page25 id: fffcc47a13 (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ - スーッ………なんでこれを早く見つけなかったんだろう自分…この作品マジで大好き………………もう全力で応援させてもらいます！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！ (2022年8月31日 17時) (レス) @page21 id: ea3b6f671f (このIDを非表示/違反報告)
yyiu2371(プロフ) - ボッカさん» そう言っていただけてこちらとしても嬉しい限りです！更新頑張ります😤 (2022年8月31日 6時) (レス) @page25 id: fffcc47a13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ニoニ | 作成日時：2022年7月18日 19時
