今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:23,306 hit
小|中|大
孤独の行き場 ページ21
川西side
夏に東京で初の単独ステージが開催される事が決まり、相方や同期らと祝い酒。
Aちゃんに話したら喜んでくれるやろか。
そんな事を考えながら家路へ。
メールが届いていたからベッドに転がり開いた。
送り主はAちゃん。
内容はたった一言。
この一言はテレビでも、一緒に飲みに行ったりしても聞いた事のない一言やった。
東京での単独ステージが決まった事と、その前日に会いたい
一言のメールに返信した内容。
電話した方が良かったかも知れんと思ったけど、それはできんかった。
おっさんはチト臆病やから。
それでも、こんなおっさんにこの一言をくれた彼女を守りたいと思った。
村本さんとの関係がどうのちゅうのは、いつかわかればえぇ。
今はとにかく彼女を抱きしめたい。
それだけや。
《さみしい》
この四文字に込められた思いに
《俺がおる》
自分の四文字を伝えるその日に思いをはせて、早く会える日にならんかと星空を見上げた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
27人がお気に入り
27人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:美音 | 作成日時:2019年2月28日 16時