検索窓
今日:3 hit、昨日:4 hit、合計:79,178 hit

08 ページ8

tk side



指定された場所に到着してさっそく、薮が現れた。



「薮、有岡くんはどこだ?」
「待ってたよ、いらっしゃい。クスクス」
「質問に答えろ」
「はいはい。ちゃ〜んと無事だよ?光、連れてきて」







.........っ?!

言葉を失った。


俺のせいで、傷だらけになってる有岡くん。

光と呼ばれた男と肌の白いひ弱そうな男に抱えられ、足を引きずりながら連れてこられた有岡くん。

制服のシャツは所々破れ、口の端からは血がにじみ出ている。痣もあんなに......っ



「あ、、、たか、き?」



俺に気がつくと、すぐにヘラッと微笑む有岡くん。
俺に心配させないようにしてるのバレバレだよ。



「俺は、だいじょうぶ、だから。」



言葉と真逆な状態の有岡くん。


ほんと、変わってないや。
自分のことより他人を気遣う有岡くん。

昔から変わらない優しさをもつ彼がそこにいた。




「はいはい、感動のご対面はそこまで、ね?」
「てめぇ...、有岡くんは関係ねぇだろ?!俺が来たんだからもう解放しろよ!」
「だぁめ。有岡くんがいなきゃお前、喧嘩してくれないじゃん?」



なんなんだ、こいつ。。まじでヤベェやつじゃん。



「そんなに、俺と喧嘩がしたいのか?」
「ははっ、やっと喧嘩してくれる気になった?」
「............チッ、相手になってやるよ」
「そーこなくっちゃ」



こんな奴、今の俺なら簡単に殺れる。


そう思い、拳を振り上げた時だった。





「たかきっっっ!だめだよっっっ!!!!」



有岡くんの声が響いた。

09→←07



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (133 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
369人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ひーろー(プロフ) - 孤独な、ヒーロー。のパスをお願いしますいただけませんか?お願いしますm(_ _)m (2018年5月15日 19時) (レス) id: 4255eacb08 (このIDを非表示/違反報告)
939(プロフ) - さくらisさん» えへへー、そなのー!久しぶりに読み返したらさ、もうひどいひどい!恥ずかしくて書き直し中!笑 (2018年5月14日 23時) (レス) id: 65ffb71be6 (このIDを非表示/違反報告)
さくらis(プロフ) - あれー!新しくなってるー(*^^*) (2018年5月14日 17時) (レス) id: e2ff0d94dd (このIDを非表示/違反報告)
伊野尾ひめか - カシオレの悲劇のパスって教えていただけませんか? (2016年10月14日 16時) (レス) id: 7b0a32013c (このIDを非表示/違反報告)
ともか - 凄く良かったです!続編待ってます(笑) (2015年6月21日 9時) (レス) id: 5f9c707f9d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:939 | 作成日時:2014年12月23日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。