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hk side




大ちゃんからの突然のメールに驚いた。

助けに来てって、何かあったのか?!?

高木の事があったばっかりだし、心配になった俺は指定された場所へと急ぐ。




その途中、俺はとんでもないものを見てしまった。



「え、あれって。。」



白い学生服に身を包む山田と一緒にいたのは、見間違えるはずがない。俺たちの、大事な仲間。







「ねぇ雄也ぁ〜どっちがいい?」
「ん〜、赤かな」
「ふふっ雄也のセンスいいもんね?じゃぁ赤にする」
「そぉ?まぁ涼介は何でも似合うからどっちでもいいけどな」
「なにそれー!」



どっからどうみても高木だ。


何でよりによって山田と...?
しかもかなり親しげに話をしている。






...気になるけど、今は大ちゃん優先だ。



久しぶりに見た高木の姿は、ずっと前に薮と戦った時期と同じような冷たい目をしていた。

俺らが知らないうちに何があったんだよ、高木。


気になりつつも、大ちゃんを助けに向かう。






そして、雑居ビルに到着。



「あ、大ちゃんっ!!??」



正面の階段で大ちゃんを発見。
ゆさゆさと揺らせば、ゆっくりと開かれるくりくりの瞳に心底安心した。



「ん、...あれ?光くん?」
「はぁ、良かった。痛いとこない?」
「え?...、てか何で光くんがここに?」
「大ちゃんがメールくれたんじゃん!助けに来てって!」
「えぇ?俺そんなメール送ってな...、あ、本当だ送ってる」
「でしょ?」



本人の身に覚えがないってことは、誰の仕業だ?



「でも本当に送った覚え...あ!!!!」
「なになに、どうしたの?」
「たか、きっ!高木見なかった!?」
「え?高木がどうかしたの?」
「俺、高木を尾行してたんだ...、そしたら、ここに。。」
「途中で、山田と一緒にいたのは見た」
「え?」
「高木に尾行してたの、気がつかれてたんじゃないの?」
「そうかも...」
「そういえば、大ちゃん何でこんなところで寝てたの?」
「いや...えーと、それは」


急にモゴモゴと話ずらそうにしてる大ちゃんを見て、ハッとする。


「ねぇ、まさか、」
「...、」
「高木にやられたの?あいつ、、何やってんだよ!!」
「でもっ!俺は高木を信じてるから。きっと何か理由があったんだと思うんだ」
「とりあえず情報収集だな。薮んとこ行こ?」
「うん」



この時の俺らは、高木の考えてることを汲み取ってやれなかった。

高木が必死で守ってくれようとしていたのに、俺たちは何にも分かってなかったんだ。

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ひーろー(プロフ) - 孤独な、ヒーロー。のパスをお願いしますいただけませんか?お願いしますm(_ _)m (2018年5月15日 19時) (レス) id: 4255eacb08 (このIDを非表示/違反報告)
939(プロフ) - さくらisさん» えへへー、そなのー!久しぶりに読み返したらさ、もうひどいひどい!恥ずかしくて書き直し中!笑 (2018年5月14日 23時) (レス) id: 65ffb71be6 (このIDを非表示/違反報告)
さくらis(プロフ) - あれー!新しくなってるー(*^^*) (2018年5月14日 17時) (レス) id: e2ff0d94dd (このIDを非表示/違反報告)
伊野尾ひめか - カシオレの悲劇のパスって教えていただけませんか? (2016年10月14日 16時) (レス) id: 7b0a32013c (このIDを非表示/違反報告)
ともか - 凄く良かったです!続編待ってます(笑) (2015年6月21日 9時) (レス) id: 5f9c707f9d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:939 | 作成日時:2014年12月23日 19時

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