俺だけの、太陽。tkar

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tk side






あれから喧嘩は一切やめた。

あと、有岡くんがどーーしても一緒に登校したい、って言うもんだからしぶしぶ学校に行ってる。



「たかきー！何モタモタしてんだよ！遅刻する！」
「有岡くんの寝坊のせいでしょーよー！」
「えへ」



有岡くんと楽しそうにしてる俺を見て、話しかけてくれるやつも少しずつ増えてきた。



「良かったね、たかきっ」
「ん、」



有岡くんってやっぱりすげぇよな。
太陽みたいな笑顔で、いっつも俺を助けてくれるんだ。





あと、変わったことと言えば...。
学校終わりに、よく薮の家に集まって5人でわいわい楽しく遊んでることくらい。

俺と薮の家が意外にも近いことが判明して、今じゃお互いの家を行き来するくらい仲良くなったんだ。

あんなに喧嘩三昧だった俺たちが、もう一切喧嘩してないって驚きだよな。なんなら今はゲーム三昧だし。



「おーい！薮ちゃん！ヒカ！伊野尾ちゃんっ！」
「おー、大ちゃん！たかき！早く来いよー！」
「うんっ、...たかきっ、早く行こう」
「ん、行こう」



あんなに楽しくなかった学校生活。
有岡くんのおかげで充実してる。



「ねぇ有岡くん？」
「ん？」
「大好きだよ」
「へ？」



これからも俺はきっと、
有岡くんの笑顔に救われていくんだろうな。



「俺も高木が大好きだよ！」
「ん、ありがと」



有岡くんの好きはきっと俺の『好き』とは違うけど、それでもいいんだ。

俺が有岡くんを大切に思う気持ちが伝わらなくても、彼は俺にとって、きっと、ずっと、大切で特別な人だから。


有岡くんがずっと笑顔でいられるように、
俺が絶対守るから。

だから、この先も可能な限り、
有岡くんのそばにいられますように。






ひとつに。終
___________

tkarコンビも好きなんです〜！かわいい！
arの底抜けの明るさってどこからくるんでしょうね〜！

さて、next storyにはym登場。
もう少しこのシリーズ続きます〜！

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