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さっきまで喧嘩してた相手に、助けられてる自分の状況についていけない。
けれど、そんなこと言ってる場合じゃない!

有岡くんの喘息の発作が思いの外ひどくて、病院に着いてからも処置が続いた。
あと少し遅ければ、もっと酷いことになっていたらしい。


そんな有岡くんは今、ベットの上ですやすやと眠ってる。

それもこれも、薮と八乙女のおかげ。
あと、伊野尾の的確な判断と指示があったおかげだ。

まぁ、元はといえば有岡くんがこんな目にあったのはこいつらのせいなんだけど、やっぱり感謝せざるを得なかった。





有岡くんが助かってよかった......
ほんとに、良かった。



「今回のこと、本当に助かった。有岡くんは俺にとって本当に大切で......。お前らに感謝しきれない、本当にありがとう」



深々とお辞儀をする俺に驚く3人。



「いや、まず俺らが謝るべきでしょ」
「うん。。ほんと、有岡くんを巻き込んでごめん」



伊野尾と八乙女が頭を下げて、
2人の後ろにいた薮も何か言いたそうに口をモゴモゴさせている。

そんな薮に気がついた2人は、薮をぐいぐいと前に押しやり、俺と対面させる。
そして薮は俺と同じく、深々と頭を下げた。



「高木、ごめん。卑怯な手使って、有岡くんをあんな目に合わせて。そんな事をしなくても、お前が強いって分かってたのに......、」



シンとなる病室。



「......俺、どうしたら償える?」
「、」



なんて返していいかわからず、黙る俺。

そこに明るい声が響く。




「そんなこと簡単だよ」




振り向くと、そこには目を覚ました有岡くん。

さっきまで死にそうな顔で寝てたくせに、ベットの上ににこにこ座ってる。



「えっ!?有岡くんっ!!起き上がって大丈夫なの!?」
「ははっ、大丈夫だよ。ねぇねぇそれよりさ、俺たちと友達になってよ!!」



傷だらけの顔でにこっと笑い、突拍子のないことを言う有岡くんに呆然とする俺ら。



「償いたいんだろ?それなら俺と約束して!みんな仲良くして喧嘩はしないって!」



ね?と首をかしげて俺らに笑いかける。

年下のくせに、こう言うときはちゃんと締めてくれるんだよ、昔っから。



「有岡くんが言うなら、俺はそれでいい」
「は?本気?俺、あんなひどい事したのに?」
「だから、済んだことはもういいよ。俺、有岡大貴!よろしくな?」





こうして俺たちには新しい仲間が出来た。

昨日の敵は今日の仲間、ってね。

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ひーろー(プロフ) - 孤独な、ヒーロー。のパスをお願いしますいただけませんか?お願いしますm(_ _)m (2018年5月15日 19時) (レス) id: 4255eacb08 (このIDを非表示/違反報告)
939(プロフ) - さくらisさん» えへへー、そなのー!久しぶりに読み返したらさ、もうひどいひどい!恥ずかしくて書き直し中!笑 (2018年5月14日 23時) (レス) id: 65ffb71be6 (このIDを非表示/違反報告)
さくらis(プロフ) - あれー!新しくなってるー(*^^*) (2018年5月14日 17時) (レス) id: e2ff0d94dd (このIDを非表示/違反報告)
伊野尾ひめか - カシオレの悲劇のパスって教えていただけませんか? (2016年10月14日 16時) (レス) id: 7b0a32013c (このIDを非表示/違反報告)
ともか - 凄く良かったです!続編待ってます(笑) (2015年6月21日 9時) (レス) id: 5f9c707f9d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:939 | 作成日時:2014年12月23日 19時

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