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yt side




「イっちゃったね、ふふ」
「はぁ...、はぁ...、っ」



涙目の彼を上から見下ろせば、
彼もまた、ふわふわと俺を見上げてる。

なんていう色気出してんだよ、
なんていう愛おしさを纏ってんの、

なんて.........綺麗なんだ。



「俺に、ぜんぶ見せてよ。涼介くん」



欲しい、
欲しくてたまらない



ごくん、

喉が鳴る。





「逃げないで、涼介くん」


手を伸ばす俺から逃れようと身をよじるけど、
力が入らないのか、ズルズルとベッド下へ落下した涼介くん。



「そこ冷たいよ、戻っておいで」
「ぁっ...ぅ、...なかじま...さ、......、あの、!」
「ん?」



涼介くんが俺の服の裾をちょんと引く。

水分を多く含んだダイアモンドのような瞳で見上げられただけなのに。
そんな事にも胸がとくんと鳴ってしまう。

あぁ、ひたすら可愛い......。



この時、もう俺には余裕がなかったのかもしれない。
だから、涼介くんの考えてることなんて全然わからなくて、どうやってこの子を鳴かせるか、そればかりを考えてたのが間違いだった。


服をつかむ手がこんなに震えてたのに。








「お...風呂...っ、...入らせて、ください...、」
「え?」
「ここ...、ぐしょぐしょで...、気持ち悪い...から、」



悲しそうに、悔しそうに、俺に訴える涼介くん。



「ん、いいよ。入っておいで」



そう言えば、彼の顔色が、少しだけ明るくなった気がした。



「じゃあ、着替えるの手伝ってあげる」
「え?」



彼の腕を引いてどんどん服を脱がせてゆく。
抵抗されても力を込めて、彼の体に手を滑らせる。



「ぁっ...やぁっ...、なかじま、さっ......っ」
「ふふ。感じちゃった?可愛いね、涼介くん」



じわじわと涙目になる涼介くんが俺をキっと睨みつけてるようだけど、全然怖くないよ。

俺の手には脱ぎたてのズボン。
あとはシャツとパンツだけ、



「それは、どうする?」
「パンツは、っ...じぶんで、、脱ぎます......」
「じゃあ、代わりに」



涼介くんの後頭部に手をまわし、何度目か分からない口づけをする。

彼から発せられる息遣いを堪能しながら口内をかき回す。
そしてそのまま彼の首筋に下を這わせて、ちゅぅっと強く吸い付いた。



「あぁっ......ン、く」



ものの5秒ほど吸い付いただけで、
真っ赤なシルシが白い肌に浮かび上がる。

ふふ、絶景。



「お風呂、ごゆっくり」



泣きそうな顔をした彼は替えのパンツを持って、パタパタと風呂場へ急いだ。

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作者名:939 | 作成日時:2017年9月29日 12時

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