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ym side




「あのっ、なかじまさっ...っ、っっ、」




無言の圧力。
中島さんに握られた左手が冷たい。

次の駅で降りるよ、と言われて
断ろうと思ったのに、




「薮くんちに行こうとしてたこと、高木くんは “ホントウに” 知ってるの?」
「え、」
「ここで電話しよっか?薮くんに“喰われに行く”みたいだけど、いいのー?、って」
「っっ!!!?」




バレ、てる。。
俺が今日、薮さんちに、ナニをしに行くか、中島さんは知ってるんだ......




雄也にバレたら、
きっと、軽蔑される

だから、

雄也には、内緒にしてて欲しいです、と
唇を噛みしめながら、中島さんに伝えれば、

なら分かるよね?、と
射抜くような瞳で見つめられて、コクンと小さく頷くしかなかった。









「あの、っ、...ここ、っ」



連れて行かれた先に並ぶピンクな光景。



「薮くんがいいなら、俺でもいいでしょう?」



にやり、と笑う中島さんに絶句。

強引に手を引かれ、後をついていけば
外観のような派手さに似つかわしくない、落ち着いた部屋が見えた。



「涼介くん。薮くんのかわりに、俺がイロイロ教えてあげる」
「っ、!!??」



荷物を置く間も無く唇を奪われ、息継ぎ一つ許されずにベッドへ押し倒される。

くちゅ、くちゅ、と響く水音に耳を塞ぎたいのにそれすらも叶わなくて、両手を拘束されたまま、脇腹をねっとりと撫でられる。



「...ン、ゃっ...ぁ、」
「ふふ、思った通りのいい反応。可愛いよ、涼介くん。」
「ゃ......めて、っ...ぁ、...っん、」



こわい、

たすけて、



腹をくくったはずだった。
薮さんちに行くと決めた時点で、こうなることは分かっていたのに。

......全然、だめじゃん。
怖くて仕方がねぇよ、......今更馬鹿なことをしたって気づいても遅いのに。



「ふ...っ、ゃぁ、っ...っんん」



ポロポロと涙が溢れる。
泣けば許されるなんて思ってないけど、だけど、優しい中島さんなら止めてくれるかもって、そう思ったのに、



「なにその顔そそる。もっと泣かしたくなるよ」



中島さんは俺の涙を丁寧に舐めとり、舌が首筋を這う。



「俺が気持ちよくしてあげる」



シャツを剥がされ、胸元にちゅ、ちゅっとキスの嵐。
ピンク色した突起に唇が触れた時、



「ぁっ、...っひっぅん」



今まで感じたことのない気持ち良さが、身体中を駆け巡った。

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作者名:939 | 作成日時:2017年9月29日 12時

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