13殺目 旧知の仲 ページ14
皆は絶えずあたしに質問を投げかける。
よく飽きないよなー、質問ばっかで。
突然、戸がガラガラッと開いた。
そして、教師であろう金髪の女性がカツカツと歩いてきた。なんとも奇抜な格好。
見覚えがある、ありすぎる美女。
「うるさいわよ、ガキ共。さっさと席に着きなさ…げっ!!」
「やっほイリーナ。イリーナも来てたんだ。」
やっぱり、イリーナだ。イリーナ・イェラビッチ。
ハニートラップの使い手で、有名な殺し屋だ。
イリーナの師匠とあたしのじーちゃんが知り合いだから、
昔はよくゾル家に来てたな〜。
「A！なんで此処にいんのよ！」
「うん？政府に依頼されたんだよ。ゾルディックが。んで、私が来たってワケ。」
「もうっ！聞いてないわよそんな事!!」
あの〜、と声が聞こえてきた。
見ると、サラサラ金髪ヘアの女子が、手を挙げていた。
「Aとビッチ先生、仲良さげだけどさー、知り合いなの？」
「ええ、ええ、そうよ！こいつとは旧知の仲よ！不本意だけどねぇ!!」
「イリーナ、ビッチなんて呼ばれてるんだ！ウケル。」
ヴィッチじゃなくてか。ビッチか。ぴったりすぎる。
イリーナ、ハニートラップとかで世界中の男、オトして殺してるんだもんな。
「ちょ、イリーナのそのあだ名付けたの誰!?」
「俺だよ〜♪」
マジか、カルマか！センス抜群ですなぁ。
「もう！あんた達！さっさと席に着きなさいよ!!!」
「「「はーい」」」
カッと目を見開いて、生徒たちに怒鳴りつけた。
生徒たちはケラケラと笑いながら席に戻る。
イリーナ完璧に遊ばれてるなあ。英語教師、だっけ。
全然教師なんてガラじゃない。大丈夫なんだろうかと心配だったけど、
意外とちゃんと、先生やってんじゃん。
まあでも…とりあえず…
「中学生相手にDキスやめれば？」
問題に正解したがために、ご褒美と称してDキスされた前原を憐れんで、言った。
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はな - 続きがとても気になります！面白いです！ (2020年7月7日 22時) (
レス) id: 9bcf462fc7 (このIDを非表示/違反報告)
ぱちな - 続きが気になります！頑張ってください！ (2020年5月19日 15時) (レス) id: f5f3b14c3d (このIDを非表示/違反報告)
竜胆(プロフ) - あーたんさん» お気に入りとコメントありがとうございます！確認したところ確かにイルミの一人称は「オレ」でした。申し訳ありません！ご指摘大変有難いです！更新はゆっくりめですが、今後ともよろしくお願いします。 (2018年7月16日 14時) (レス) id: 3c4e053ff0 (このIDを非表示/違反報告)
あーたん(プロフ) - 面白いのでお気に入りにしました！更新頑張ってください！あと指摘なんですが、イルミの一人称は俺だと思います！間違ってたらすみません！ (2018年7月16日 14時) (レス) id: 7577374711 (このIDを非表示/違反報告)
水野ミドリ(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってください！ (2017年8月18日 14時) (レス) id: 7371dfda5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：竜胆 | 作成日時：2015年3月10日 19時
