四十話/作戦成功 ページ40
太宰救出作戦は無事成功し、一行はというより敦とAは、現在進行形で何故か太宰について行く形となっていた。
｢いたたたた……ねぇ、Aちゃん。先刻打ったところが未だ痛むのだけれどー｣
｢あれは抑々嵌まってた太宰さんが悪ーーいえ、私も一寸は悪い所があったかもしれません。すみません｣
｢それ絶対悪いと思ってないよね！？｣
国木田とAとで漫才の立ち位置が真逆になる太宰。彼は、Aの『太宰を土管から救出しよう作戦』で、所々負傷させられたのがどうやらお気に召さなかったらしい。
最も、Aの作戦は土管を横にして太宰を引っ張り出すと至って
そして、その『だけ』が一番大切だった此の作戦は、土管が勢いよく横に倒れ、同じく太宰も勢いよく躰を打つという形で一応成功はした。
だが、その後の太宰の反応を見ると、矢張り作戦を成功したというのは微妙かもしれないと思い始めてきた今日この頃。
｢同僚の方に救援を求めなかったのですか？｣
｢求めたよ。でも私が『死にそうなのだ』と助けを
一通り回想を終えた敦の質問に太宰はそう質問を返してきた。
｢死ねばいいじゃん｣
｢何をやっているこの唐変木！！俺の理想にはこんなこと書いておらん！とっとと出て来い！！だと思います｣
｢何か一寸可笑しいところあったけど御名答｣
一寸どころでは無かったような気もするが『御名答』らしい。恐らく敦の回答に対してのものだとは思うが。
｢ところで、今日は何処へ？｣
｢うん、君達に仕事を斡旋しようと思ってね｣
｢斡旋？｣
｢本当ですか！｣
敦の問いに答えた太宰。彼の言葉に一人は訝しげに、もう一人は期待で瞳を満たしていく。
｢
｢失礼なのは承知で、私には太宰さんに伝手があるようには見えませんけれど……｣
｢任せ給えよ、我が名は太宰。社の信頼と民草の崇敬を一身に浴す男｣
やや棘のあるようにも思われるAの一言、だが分からなくもないそれに太宰はそう嘯く。
そして、その太宰の声に被せるように怒鳴り声がーー、
｢此処に
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女中(プロフ) - よくねたしおだおぉぉぉぉ！！！さん» 米有難うございます励みになります！！！初めてコメントとかきて過呼吸なりました(Tほんとに！！有難うございます！！！ (2022年2月7日 9時) (
レス) id: 44e9453d1b (このIDを非表示/違反報告)
よくねたしおだおぉぉぉぉ！！！ - ｳﾜｧ、、好き、、もっと評価されるべき！更新待ってます！！！ (2022年2月6日 19時) (レス) @page45 id: a2762c3708 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：女中 | 作成日時：2021年12月4日 16時
