十五話/戦える系女子高生 ページ15
｢あいつは僕を狙っている！殺されかけたんだ！｣
｢敦君、それは……｣
恐怖に顔を歪ませて叫ぶ敦の言葉を違う、と云い切る事が、断言することが出来なかった。
Aは実際に敦が虎に変身したところを見た訳では無いし、敦が追い出された理由もそれなら納得がいくからだ。
でも、それならどうして職員は口減らしに敦を追い出したなんて嘘を吐いたのだろうか。虎の存在が露見したらなにか不都合なことでもあったのか、それともーー
と、高速で回転されるAの頭を止めたのは敦の叫び声だった。
｢この辺に出たんなら早く逃げないとーー｣
そう云って暴れる敦に国木田は掴んでいた手を離した。かと思いきや、敦の右手を持ち上げ足を蹴飛ばして転ばせた。足と云う支えを失った敦はそのまま床に叩きつけられる。
｢云っただろう。武装探偵社は荒事専門だと｣
｢ーーーー｣
関節技の類だろうか、国木田は敦の手をぐいと引っ張って忠告する。
｢茶漬け代は腕一本かもしくは凡て話すかだなーーうぉ…ッ！！｣
突然、何者かによって横から予想外の衝撃。それに国木田は驚きの声を上げて
その隙に体当たりの犯人は拘束から解かれた敦を引っ張り出す。嬉しさからか犯人は口角を上げて薄く微笑む。が、直ぐに引き伸ばして云った。
｢敦君に何するんですか……っ｣
予想外のAの参戦に国木田は面食らった表情を浮かべている。
恐らく国木田が関節技を使ったのは一対一で相手に武術経験が無く、かつ情報を効率よく聞き出す為にはそれが一番有効だからだ。
だが、二対一となると敵、ここでは国木田だが、国木田が一人に関節技を使用している間に仲間のもう一人が突っ込んでいけば形勢逆転となる。
勿論太宰も参戦する可能性も一応考慮して行動に移したのだが最後まで太宰が参戦することは無かった。故にーー、結果は変わらずAの勝利だ。
云ってしまえば、
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女中(プロフ) - よくねたしおだおぉぉぉぉ！！！さん» 米有難うございます励みになります！！！初めてコメントとかきて過呼吸なりました(Tほんとに！！有難うございます！！！ (2022年2月7日 9時) (
レス) id: 44e9453d1b (このIDを非表示/違反報告)
よくねたしおだおぉぉぉぉ！！！ - ｳﾜｧ、、好き、、もっと評価されるべき！更新待ってます！！！ (2022年2月6日 19時) (レス) @page45 id: a2762c3708 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：女中 | 作成日時：2021年12月4日 16時
