【2j3j】ひ み つ じ こ う 。【反応集】

話 し て ご 覧 ページ6

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『心配、しないで…！』

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【加賀美ハヤト】

「心配しない訳ないじゃないですか」


誰にも話さず、1人で泣いてしまう貴方を知っているから、彼は少し寂しげにそう言った。


「私が、貴方の傍でどれだけ過ごしてきたと思ってるんですか、…心配くらい、させてくださいよ…」


目を合わせてくれない貴方に、彼はゆっくり近づいてふわりと抱きしめてやる。


「Aが話したくなるまで待ちます。ゆっくり、休みましょう。」



とんとんとあやす様に彼は腕に力を込めて貴方の背中をさすった。





【リゼ・ヘルエスタ】

「どしたの、」


いつもより元気がないことに気づいて、心配そうに瞳を揺らす。大丈夫、と笑えば、顔を顰めて近づいてくる。


「嘘つき」


ぐい、と頬を両手で挟んで顔をちかづける。綺麗な青に射抜かれて、思わず笑顔が崩れてしまう。


「ほら大丈夫じゃないじゃん。わたしにはわかるよ」


額を合わせて不機嫌そうに顔をしかめた彼女。貴方がゆっくり座り込んで、泣くのを我慢しながら話すのを躊躇っていると


「ちゃんと聞くよ、最後まで。わたしに出来ることだったら何でもするから。Aの言いたいこと、ちゃんと聞くよ、だから大丈夫。ゆっくり話して。ちゃんと、ここにいるから。」


優しく頭を撫でて、彼女は花が咲くように笑った。






【先斗寧】

「なんや、どしたん、」


首を傾げた彼女は不安げに顔を覗き込む。


「A。どしたん」


ちゃんと名前を呼んで、もう一度。大丈夫、と言おうとするけれど、小さなリップ音が鳴った。


「大丈夫は使ったらあかんよ」


話してくれるまではそばにいる、と彼女は1歩も引いてはくれない。貴方が小さくあのね、と切り出すと、彼女は黙って話を聞いた。最後まで聞き終わると、いつの間にか抱きしめられていて、


「Aの口は嘘つきやな。こないに溜め込んでるのに大丈夫なんて嘘ついて。もっと話してくれても怒らへんよ、私」


貴方が独りなのが、許せなくて。





【壱百満天原サロメ】

「まあ！どうかなさいましたの！？」


いつもなら絶対に自分から抱きついたりして来ない貴方に抱きしめられて、びっくりした様子で優しく頭を撫でる。


「……Aさん、？」


黙りこんだままの貴方に、喜んでいた彼女はゆっくり問いかけた。


「ほんとうに、どうかなさいまして？」


貴方が首を振れば、より顔を顰めてしまう。


「私、気の利いたことは言えませんわ。でも、話を聞きたいです、Aさんのことはなんでも知りたいんですの。」


彼女はただ笑ってくれていた。

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