嫌 い の 裏 側 ページ18
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『ねえ、もう嫌いって言ったらさ、怒る？』
─
【アクシア・クローネ】
「え…っ、は、？え、や、ちょ、おかしって、A、っ？」
スマホから顔を上げて、もう間に合わない君へ手を伸ばす。言葉を理解するのに時間がかかった。
「きら、い？おれが、？ねえ、A。嫌いって、いった？」
頷いてやれば、部屋には乾いた笑いが沈んでいく。
「ごめ、も、おれ、おまえ離せねえよ…」
気持ちはとっくに離れてるのに。
気付かないなんて、とおっても馬鹿な仔猫だね。
【叶】
「あははっ、馬鹿だね？Aは僕から離れられ無いくせに。」
言葉が出ない。こんなに追い詰めたつもりだったけど、彼は全く動揺しない。
「僕がいないとすぐ泣いちゃうのにね？」
目線に屈んで、そっと耳打ち。それだけでほら、もう動けないのに。
「嫌いなんて良く言えたねえ。」
とっくに僕に依存仕切ってんのに。
【夕陽リリ】
「共依存って素敵ですよね」
なんの脈絡もない話を振られて困るあなたに綺麗に笑った彼女。
「だってお互いしか見えないってことでしょう？恋情において、ここまで楽なことってない。」
短い髪を指先でくるくると遊びながら視線を落とす。
「わたしはてっきり君が依存してくれてる物だと思ってた。……ふふ、まあ、嫌いなら別れますよ？」
跳ね返ってきた言葉は何倍も苦しかった。
「あーあ、……未来人Aのそーゆうの、ほんと好き。」
優しく拭われた涙の奥に、彼女は笑っていた。
【戌亥とこ】
「あはっ、強がってもうて。かわえーね？私は好きやで、なー、A」
にこにこと、まるで子どもを宥めるかのように彼女は頭を撫でた。少し触れれば簡単にかたちの崩れるケーキみたいに、優しく、甘く。
「そんな牙向けてどないするん？私が居らんかったらなんも出来んくなんのはA。ちゃう？」
く、と声にならない音が喉を通る。言葉が出なかった。
「んふ、牙は向けても噛めへんもんな。ん、ええ子。」
力任せに噛み砕けたら離れられただろうか。
「逃がさへんよ。……まあ逃げられたら、の話やけどな。」
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なんか別れ話のときと似てるや。
あくちあ自信ないです。
リクエストゆっくり書いてます、ありがとうございます😌
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みずな - 初コメ失礼します。なかなかない女性ライバーさんの百合っぽいお話が多くて嬉しいです。 (2023年4月18日 19時) (
レス) @page25 id: fa8f980323 (このIDを非表示/違反報告)
ぬな(プロフ) - 他作品では見ない女の子達が多いうえに解像度が高すぎて最高でした👏 (2023年3月4日 20時) (レス) @page6 id: ef1d748dcf (このIDを非表示/違反報告)
こころ - 遅れてしまいました！確かに5人までですね…ならMysta様を減らしてほしいです… (2023年1月22日 22時) (レス) id: fa05d75225 (このIDを非表示/違反報告)
メロン(プロフ) - 初コメ失礼します。女性ライバーさんのお話少ないので助かります…！毎日楽しみにしながら過ごしております！ (2023年1月4日 11時) (レス) id: 9fae81429f (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - リクエスト失礼します。「ヤンデレライバーに首輪をつけてほしいと夢主が頼んだら」をlosさん、msrさん、iniさんで見たいです。出来ればお願いします。 (2022年12月16日 21時) (レス) id: cf64f53297 (このIDを非表示/違反報告)
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