しりとりが成立しないと激しい頭痛に見舞われるとかペナルティ重すぎません ！？

不安のタネを無くしてしまおう※若干メンヘラ気味かも ページ30

凪side








今日はAと一緒に登校できなかった









理由は俺が家に行ったときにはAはすでに登校してたからだ










その話をAのお母さんから聞いた時からあんまり覚えてない











ただ無我夢中に「Aに早く会いたい」って気持ちだったから











だから……びっくりした。










教室でAの姿を目で捉えたときに思わず走り出しそうになったときにたまたま耳に入った会話













『なんか最近付き纏ってきて怖いからさ……』






「あーなるほどそりゃ怖いよな……いつも近くにいるもんなあいつ」






『辛いもんなんだな、自由奪われるのって』












Aはそう言いながら苦笑いしてた。
　









Aはずっと何かに悩んでたんだ。










なんで俺には言ってくれなかったんだろう









俺の方がそいつよりAのこと知ってるのに







俺の方が相談に乗ってあげれるのに











俺の方が─────












いや、もしかしたら俺に心配かけさせないために内緒にしてたのかも知れない。








今日朝登校できなかったのも俺に迷惑がかかっちゃうからって思ったからかもだし……











その心配のタネがある限りAは俺のそばにはいてくれないかもしれない










そんな不安を拭えない自分がいる












Aのそばにいたい。ずっと一緒にいたい、










だったら簡単だよね？










“俺がその心配のタネを無くせばいいんだ”

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