其の頭脳は異能力者故か

最終的に。 ページ7

「莫迦らしい！如何やって殺し屋の指紋を取れって云うんだ！
　

　福沢さん！善いからこの餓鬼、つまみ出してください！」







『殺し屋の指紋が取れたのは秘書さんが雇い主だから』






「黙れ！！」







秘書は怒鳴る様に少女に云ったが少女は全く聞き耳を持っていない







『雇い主なら一流の殺し屋を罠に嵌めて警備員に捕まえさせる事もできる。


　そこに捕まっている殺し屋は今まで自分が嵌められたって気づいてなかったと思うの』









少女がそう云った途端、福沢の後ろで大きな音がした




如何やら殺し屋が秘書に報復をするらしい












「あんたと戦う心算は無い」





「これ以上罪を重ねるな！」





福沢が殺し屋を止めようとするが撒かれてしまい…






殺し屋は部屋の外に出てしまった





.











.










.





掌に銃を持って。




「よせ！！」




福沢は必死そうにそう叫ぶが素直に訊く訳もなく…





殺し屋は秘書に銃口を向けそして……





バンバンッ！！





「この世界に許しはない。あるのは報復だけだ」





「救急車を呼べ！！其れに市警に連絡を！」





『市警だけで善いんじゃないの？秘書さん、もう死んじゃってるし』





秘書が倒れたところには血溜まりが出来ていた

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