好きだから (ページ6)

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【西・田島が中心となりダンスを練習】

『難しいなあ…… 』
『田島くん、細かい部分教えてください…… 』
田島「いいよ〜」

【そんな二人を見ている西】

西「あんなこと言っておきながらね、彼女の振り覚えはびっくりするほど早いです。俺より全然上手い。」
「もう目の輝きからやる気とか根性が違います(笑) 」

〜〜

【 1人ずつパフォーマンスを披露】
【やっぱり最後は猫田A 】

『お願いします！』

【練習生全員が真剣に見つめる】

KENZO「 Aさんはねぇ…… 」
『はい、』
KENZO「凄い上手いし表情も良いと思うんだけど、どこか遠慮がちなのかな。殻からまだ出れてない感じ。」
『で、ですよね…… 』
KENZO「もっと自信もって、同じチームの皆と話してみた方がいいね。性別なんて関係ない」
『はいっ、頑張ります！』

ご最も、っていう事を言われて思わず苦笑い。中々みんなと打ち解けることが出来なくて、いつも同じ人と話してしまったり、敬語などで壁を作ってしまっている。今日はとりあえずAチームのみんなに話しかけてみよう、なんて意気込んだ。

『あの…ね、休憩してる暇ないくらい切羽詰まってるけど、』
『みんなともっと、たくさん話したい。から、もっと話しかけたり頼ったりしていいですか……？』
西島「カワイイ…… 」
田島「あったりまえじゃん！！」
『ふふ、ありがとうございます、』

ああ、このクラスでよかった。絶対みんなと同じクラスに居続けたいと強く思い、より一層練習に力が入った。

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