天使が天使すぎる件について ページ10
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終業式。明日から夏休みにはいるからみんな浮かれている。私たちのバンドは、この夏が勝負だ。
「 水瀬さーん！ 」
『 佐野くん、今日はいつにも増して元気だね？ 』
「 夏休みやー！海でしょー夏祭りでしょーBBQでしょー 」
『 課題もちゃんとやらなくちゃ、また居残りになるよ？ 』
「 …げ。……水瀬さん、夏休み、勉強教えてくれん？ 」
『 えー？佐野くん結構頭はいいじゃん。課題忘れちゃうけど。』
「 水瀬さんの方が頭いいし…！夏休み、水瀬さんに会えないの寂しいし…… 」
『 えっ 』
「 いや、あ、ちゃうねん！ちがくないけど、ちゃうねん、！ 」
『 ちょっ、と、はぁ……… 』
「 み、水瀬さん……、？ 」
『 ごめん可愛すぎる。会おう、ね、会おう。ラ◯ン交換して無かったよね？交換しようね？ 』
「 え、あ、うん、交換する…… 」
いやちょっと待ってよ、あまりにも可愛すぎるでしょう。なんでなの？なんでそんなに君は可愛いの？
尾崎「 おはよ…………なに、この謎の空気感。」
『「 助けて 」』
尾崎「 お、おう……Aから聞くわ、うん。なんか。うん。」
ごめんな匠海、話が長くなりそうだわ。
『 佐野くん、可愛すぎ問題。天使が天使すぎる件について。どうしよう。』
尾崎「 とりあえず落ち着けや(笑) 」
『 むり、落ち着いていられない。はあ、マジ無理可愛すぎ。』
尾崎「 感情爆発しすぎやろ(笑) 」
しばらくは佐野くんが可愛すぎる、で浮かれさせてくれ。
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作者名：たん | 作成日時：2024年3月13日 15時
