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WとM ページ2

俺はウィキドネスだ宜しくな
今週はテスト期間で、生徒はもう下校した
俺たちは今、テストの範囲に沿ってプリントを作っているんだ

マリア「ねぇねぇ、ウィキドネス君!」

ウィキドネス「どうした、マリア」

彼女はマリア、俺の幼馴染で保健擁護をしている

マリア「私、ずっと前から気になってたんだけど…ウィキドネス君の髪の毛って…染めてるの?それとも地毛?」

そう首を傾げて聞くマリア…可愛すぎる

ウィキドネス「あぁ…地毛だが?」

マリア「へぇ〜そうだったのね!凄い綺麗な色ね、素敵!」

綺麗…?素敵…?この髪が?

ウィキドネス「……そうか?」

マリア「えぇ、とっても綺麗よ」

そう言うと、マリアは優しく微笑んだ

ウィキドネス「ありがとな…」

俺の髪は、曽祖母の髪の色と似ていると幼い頃祖父に言われた事がある、祖父のロケットペンダントの写真を見せて貰ったが、本当に俺の髪の色と似ていて驚いた

マリア「…ウィキドネス君?どうしたの?…大丈夫?」

ウィキドネス「あぁ済まない…少し考え事をしていただけだ」

俺はマリアに心配をかけたくないが為、嘘をついてしまった…

マリア「うふふ、考え事をしていたのねウィキドネス君らしいわ、数学のテストの事かしら?」

幸い、マリアには気付かれていないみたいだ…良かった…

ウィキドネス「まぁ、そんな所だ…所でマリア、髪に糸くずが付いているぞ?」

マリア「えっ、本当に!?それ早く言ってよウィキドネス君!」

そう言ってあたふたしているマリアが可愛くて、ついつい見入ってしまう…そうだった、マリアの髪に付いている糸くずを取らなくては…

ウィキドネス「マリア、少し落ち着いてくれ…今取ってやるから」

俺はマリアの長く綺麗な桃色の髪に付いている糸くずを取った

マリア「ありがとう、ウィキドネス君…ウィキドネス君は昔からずっと優しいのね」

ウィキドネス「そ、そうか…?女性に優しくするのは普通だろう?」

マリア「ねぇ、ウィキドネス君」

不意にマリアに呼ばれて、俺は少し驚いた…が直ぐに平常心を保つ

ウィキドネス「どうしたんだ?マリア」

マリア「呼んでみただけよ!うふふ」

ウィキドネス「そ、そうか…ありがとうな」

なんだか先程からずっと物影の方から気配を感じるな…誰だ?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

マリア・ウィキドネス以外の先生達「(ウィキドネスも/先生もあんな顔するんだな…/するのね…)」

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作者名:ドレミファソラル | 作者ホームページ:http://stumazura5sutasoranyosakoiiroha  
作成日時:2020年4月21日 19時

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