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「約束…友達と、してます…」
「そ、だよね(笑)ごめん、なんでもない」
でも。
せっかく誘おうとしてくれた…なら。
私も、大野くんと回りたい。
「あの、私も大野くんのとこの文化祭行くので、…もしよかったら、お友達と約束がまだだったら、一緒に回ってくれませんか…！」
顔が見れない。
断られたら走って逃げようかな。
大野くんがすっと息をのむ音がした。
断るならはやく斬って！
この沈黙がたまらなく恥かしい。
「ん、回ろ」
その言葉を聞いて、あぁよかったって心の底から安心して。
俯いたまま、はぁ〜…って静かに息を吐いた時、ぽんと頭に重みが。
「う」
声が漏れた。
だってびっくりした。
「う？」
「や、すみません…びっくりして」
「Aちゃんドッキリとかやったらリアクションよさそう」
「ほんとはもっとうるさいですよ、ぎゃーぎゃー」
「元気なほうがいーよ(笑)」
いつもうるさい自分の声を思い出して苦笑いしてると、にっこり笑う大野くん。
大野くんって絶対否定しない。
優しい。
「うちのお化け屋敷も来るの？」
「…たぶん…」
「こわい？」
「怖いんですか？」
「うん」
「え」
「ふ、(笑)一緒に入ってあげるから大丈夫だよ(笑)」
笑顔で爆弾を落とされた。
え？うそでしょ？
一緒に入ってくれるの？
この場のノリ？
ほんと？っていうみたいに大野くんの目をみると、ん？って首をかしげた。
大野くんの一言でこんなに考えてしまう。
ほんとですか。
って聞こうと思ったけど、私の家の最寄駅にいつの間にか着いていて、当たり前のように降りる大野くんの背中を追いかける。
タイミングを逃した。
もし、ノリで言ったとしても、その選択肢が大野くんの中にあることだけで嬉しい。
単純だな、私。
それから特に内容のない話をしてるうちに家の前に着いて。
送ってくれてありがとうございました、って頭を下げると下げた頭をポンポンとされる。
ううう
ドキドキが止まらない
美緒が近くにいたら、やばい！って叫んでる。
「明日、朝来てね？」
優しい声で、語尾が上がる。
うんうんと頷くと、満足気に笑った。
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煌(プロフ) - こつぶさん» はじめまして！ちょっとめんどくさいキャラですけどかわいいですよね(笑)応援ありがとうございます！完結までお付き合いいただけると嬉しいです！ (2015年9月25日 8時) (
レス) id: a21bbc6b43 (このIDを非表示/違反報告)
こつぶ(プロフ) - はじめまして！大野先輩かわいすぎます！応援してます（＾Ｏ＾） (2015年9月21日 8時) (レス) id: 9b7f87ea8c (このIDを非表示/違反報告)
煌(プロフ) - 咲優さん» ずっと応援してくださっていただなんて、とても嬉しいです！こんな先輩、いてくれたらいいんですけどね…（笑）ドキドキしていただけて安心です。これからも頑張ります。コメントありがとうございました！ (2015年9月9日 0時) (レス) id: a21bbc6b43 (このIDを非表示/違反報告)
咲優(プロフ) - 煌さん、おかえりなさい♪ずっとこっそり応援してました(*´ω｀*)お話、初々しくてドキドキします(^-^)これからもがんばってくださいね♪ (2015年9月8日 17時) (レス) id: 7deb92bbf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：煌 | 作成日時：2015年9月5日 19時
