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「すみません、…」
「なんで(笑)」
「なんか…空気的に…(笑)」
「ドラキュラ、やればよかったなと思った、(笑)」
んふふって笑う大野くん。
自分の言葉の意味、わかってるのかな。
わかってないよねこれ。
「日にち、被ってたっけ？」
「…確か、1週間ずれてた気が」
「じゃあ、行く」
「え！」
「だめなの？」
ぶんぶんと首を横に降る。
「シフト、いつ？」
「ええと…」
クラスのLINEグループに上げたシフト表をぽかんと思い浮かべる。
あれ？
私何時だっけ？
「すみません、(笑)」
スカートのポケットからスマホを出して、画像を出す。
文化祭委員で、私が組んだから自分のシフトをまとめたメモを作ってある。
これ一個一個読み上げるの？
…効率悪いな。
「こんな、かんじです…」
画面を見せると、じーってそれを見て
画面から私に視線を戻した。
「これ、覚えらんない…(笑)」
「あ、じゃあ送ります」
「ん…(笑)交換、しよっか」
無意識に言っちゃった！
交換してなかったのに！
無理やりそういう空気にしちゃったから、大野くんにはその気はなかったのに…って様子を伺うようにチラッと見ると、もうスマホを出した大野くんがやんないの？ってキョトンとした顔で言う。
嫌々…ってわけじゃ、ない？
半分嬉しいのと
半分、不安なのとでちょっとよくわからない気持ちのまま交換する。
大野くんの、アイコンは絵の具と色鉛筆。
普通に可愛い写真で、
かわいい…とこぼすと、照れ臭そうに笑う。
訂正。
こっちのがかわいかった。
「Aちゃん、あんま入ってない？」
送った表を見て、大野くんが言う。
「私、文化祭委員でそっちの仕事もあるんです」
「そ、か…大変だね」
「楽しいですよ」
「そう…」
大野くんの綺麗な眉が、しゅんと垂れる。
わんこみたいでかわいい。
でも、なんで。
私なんか、駄目なこと言った？
聞こうとしたら、大野くんがあのさ…って小さな声で切り出した。
「回る時間、ある？」
「少しだけ…二日目はまとまって一時間あります」
「Aちゃん誰かと…回る約束してる？」
「あ…」
美緒と、してる。
相葉くんのクラス行こうね！ってニコニコ笑う美緒の顔が浮かんだ。
多分これは、誘われてる…よね？
でも先約が。
大野くんのこと、
もっと知りたいしもっと一緒にいたいし、もっと近づきたいって思うけど
でもだからって、こっちに乗り換えるみたいなことはできない。
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煌(プロフ) - こつぶさん» はじめまして！ちょっとめんどくさいキャラですけどかわいいですよね(笑)応援ありがとうございます！完結までお付き合いいただけると嬉しいです！ (2015年9月25日 8時) (
レス) id: a21bbc6b43 (このIDを非表示/違反報告)
こつぶ(プロフ) - はじめまして！大野先輩かわいすぎます！応援してます（＾Ｏ＾） (2015年9月21日 8時) (レス) id: 9b7f87ea8c (このIDを非表示/違反報告)
煌(プロフ) - 咲優さん» ずっと応援してくださっていただなんて、とても嬉しいです！こんな先輩、いてくれたらいいんですけどね…（笑）ドキドキしていただけて安心です。これからも頑張ります。コメントありがとうございました！ (2015年9月9日 0時) (レス) id: a21bbc6b43 (このIDを非表示/違反報告)
咲優(プロフ) - 煌さん、おかえりなさい♪ずっとこっそり応援してました(*´ω｀*)お話、初々しくてドキドキします(^-^)これからもがんばってくださいね♪ (2015年9月8日 17時) (レス) id: 7deb92bbf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：煌 | 作成日時：2015年9月5日 19時
