関わらないでほしいんですが…？【ｄ！】【ＷＴ】 (ページ8)

今日:7 hit、昨日:11 hit、合計:98,496 hit

・ライバルはセーフ…多分。ページ8

冬人視点

コンコン

秋「失礼します。」

先生「あ！転校生？」

優しそうな女の先生が反応してくれた。

秋「はい。三吉秋です。」

先生「えっとね、秋ちゃんはぁ…二年Ｄ組！で寮はね…女子寮の２４２８号室よ！はい鍵！」

秋「ありがとうございます。」

先生「そっちの君は？？」

冬人「松雪冬人…です。」

先生「冬人くんね～あ、秋ちゃんと一緒よ！君は男子寮の２４２７…あら！一つ違いね！」

ホントだ。

寮の部屋の番号は学年、組、出席番号で決まってる。と、いう事は俺は２７番か。

秋「では失礼しました。」

先生「あ、待って！まだ教室には入っちゃだめよ！今日全校集会があるから荷物置き終わったらまた職員室に来てね！」

冬人「はい。あの名前は？」

小森「あ、小森穂香よ！(コモリホノカ)体育の時はよろしくね！」

ああ、思い出した、この人、人外だ。

確か女郎蜘蛛の子孫だったような。

夜色新兎に恋していて、夜色を選ぶと恋のライバルとなるらしい。

秋「で、では小森先生ありがとうございます。」

小森「おう！」

ガララララ…。

秋「え、あの先生ってさ。」

冬人「そうだ。」

秋「まぁライバルだし大丈夫か…。」

冬人「…じゃ、俺は男子寮に行くから。」

秋「ああ、そうだったね。じゃあ。」

～～～～～～～～～～

…男子寮は徒歩２分って所かな。

入り口を抜け地図を使って部屋を探す。

二年生で二階。Ｄ組で２７番なので端っこに行けばいいのか。

ここで誰にも会わなきゃいいんだけどな。

生徒会とか風紀委員とか…生徒会とか。

階段を上った先に部屋があった、分かりやすいな、これなら部屋を忘れる可能性はない。

鍵を差し込み回そうとすると後ろから声が聞こえた。

？「君、松雪冬人くんであってる…？」

あ、風紀委員か、まだましだ。

冬人「あ、はい。えっと？」

なか「僕は仲村風流。風紀委員なんだ。」

冬人「あ、そうなんですか。」

なか「はい、これ…この学園のお守りなんだ皆持ってるから君にも渡さなきゃね。」

渡されたのは普通に売ってそうなお守り。

冬人「どんな効果があるんですか…？」

なか「あ、えっと…学力とかかな！」

まぁ、本当の事は言えないですもんね。

このお守りを持っているとは人外たちの能力を無力化される。

冬人「ありがとうございます。では。」

なか「うん。」

さて、荷物置いて職員室に行かないとな。