関わらないでほしいんですが…？【ｄ！】【ＷＴ】 (ページ26)

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・早歩きですが何か…？ページ26

秋視点

私は玄関に入り追いつかれないよう全速で教室に向かって走る。

誰にもぶつからなければいいんだけど…。

私が角を曲がろうとした時…。

秋「キャ！」

？「うわっ！」

ドーン！と効果音が付きそうなくらいな勢いでぶつかってしまった。

尻餅ついた痛い…。

うっわ～私全速力で走っちゃった…。

相手絶対怪我してるよ～…。

生徒会じゃなければだけど…。

ぶつかった相手を見ると…と

と、と、トントンさぁん！？

うわ！もうさっきから私フラグ立てて秒で回収してるっ！

ってかトントンさんが持ってたと思われる書類が散乱してるぅ～！

／(^o^)＼ﾅﾝﾃｺｯﾀｲ

秋「ごめんなさい！ごめんなさい！」

私はすぐさま立ち上がって書類を取る。

ってか書類多いな…。

鬱さん…。

トン「あ、ええで！…えっと、前見てんかった。すまん…怪我無い？」

トントンさんもそっちの資料を拾っていく。

秋「はい、大丈夫です。私も全速力で廊下を走っていたのでそちらは怪我無いですか？」

私はトントンさんの方を見ずに質問だけする。

どんどんと資料を拾っていって…あと二枚。

トン「廊下は走ったらアカンやろ…。こっちも怪我は無い。」

秋「ごめんなさい。ぶつかっちゃって…今度走る時は注意します。」

トン「走る前提なん！？」

秋「さぁ、未来の事なので分かりません。はい、どうぞ。」

私は拾い終わった資料の束をトントンさんに渡す。

おっと忘れていた。

トントンさんは生徒会の書記。

赤土琢磨さんで天使のハーフなんだ。

たまに堕天使と化する。

でも、基本的には有能で優しい人だ。

トン「ああ、ありがとうな…。」

本当はこの枚数は少ない方。

ヤバいときはヤバイ。

ゲーム内のトントンさんの立ち絵なんか顔までの大きさの書類だったからね。

私も前世では書記だったけど、今、この量が多いときの資料の多さだったから…。

秋「それでは。」

トン「廊下は走らんようにな。」

ええ、他の生徒会から逃げられないじゃん。

秋「早歩きも駄目ですか。」

トン「はぇ～そうくるか…。早歩きはええわ。」

秋「分かりました。では。」

私は走ってその場を立ち去る。

トン「いや、今言ったとこ！？」

秋「これは、早歩きです！」

トン「」

どうだこの屁理屈さ。

これは冬人から受け継いだのだ。

トントンさん固まっちゃってる。

何かごめんなさい。