関わらないでほしいんですが…？【ｄ！】【ＷＴ】 (ページ17)

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・私の馬鹿ぁ！！ページ17

冬人視点

確か、こっちだったよね…。

あ～何を取りに行こう。

あのお守りでも持って行こうか。

オスマンさんに能力を使われ、心を読まれてバレるのも嫌だからね。

階段を上り二年の教室が並んでいる廊下にでる。

…あれ？

冬人「全部の教室が空いてる？何でだろう。」

新入生の教室だったら分かるけど…学級委員何してんだよ。

まぁ、いいや。Ｄ組に行こ。

ってか、Ｄ組一番奥なんだよなぁ…。

そして俺の席も奥なんだよなぁ…。

奥好きすぎかよ。

すると、何故か青色の煙がＤ組の中から出てきた。

冬人「は！？火事！？」

走ってＤ組に行ったが燃えている様子はない。

まぁ火事だったら警報が鳴るか。

それに窓は締まっているようだ。

は？何この現象。自然現象かな？

ちょっとまって？青色って可笑しくないか…？

あ、もしや怪奇現象？

…なわけ無いか。

俺は自分の席の横のカバンからお守りを取り教室から走って出ていく。

…あ！煙ってもしかして鬱さんなのでは？？

後ろを向くと教室から煙は出ていなかった。

あれ？幻覚？

戻って教室を見てみると誰もいない。

でも、窓が開いていて黒い羽根が落ちている。

冬人「…鴉？」

とりあえず…窓閉めとこ。

俺はＡＢＣＤ組の窓、扉を閉め職員室に向かう。

あの煙、本当に鬱さんだったらどうしようか。

黒い羽根…ひとらんらんさんかなぁ？

何か後で言われそうだな…。

でも、オスマンさんが居なかったのが一番の救いだ。

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職員室に鍵を預け体育館に向かう。

もう、ほとんど終わってるだろう。

秋が俺に気が付き走ってきた。

秋「…サボってたでしょ。」

冬人「ん？うん。」

秋は俺の耳に近づいてきて小声で話す。

秋「…ねぇ、生徒会がちょっと慌ててたんだけど…何か知ってる？」

冬人「…まぁ、もしかしたら…知ってるかも。ここでは言えない。」

秋「あ、そう。面倒ごとに巻き込まれないでね…？」

冬人「…はいはい。」

秋「じゃ。」

いやぁ…ごめん。多分、慌てているって事はやっぱりそういう事だったんだね？

あの時しんぺい神先生が嘘ついたのも納得だわ！！

あ～何でその時止まらなかったんだろ…。

私を殴りたいぜ…。

ってか青い煙って中々ないのに何で火事って思ったのかな。何で逃げなかったのかな…。

馬鹿かな私。

んあ～…明日絶対何か言われる！オスマンさんが来る…。

死ぬ…。