関わらないでほしいんですが…？【ｄ！】【ＷＴ】 (ページ15)

今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:98,483 hit

・ヒロインさんそれ良くない。ページ15

秋視点

はい、秋です。

前の二人は音を睨んでいるだけで一言も喋らない。舌打ちだけはするんだけど。

愛音「あいつ…生意気よな…？」

麗華「目障りね。」

愛音「自分が可愛いと思っとるんちゃうん？あのブス…。」

麗華「本当。誰の許可を取って蘭人様に接触しているのかしら。」

怖い…。

すると、音はこちらを向いて手を振る。めっちゃ笑顔で。

愛音「は？自慢かアイツ。」

ちゃいます。多分あれ、私に向けてです。

音、こっち見ないでもらえます？手も振らないで。

音「秋ちゃーーん！やっほー！」

音は私が気づいていないと思ったのか次は私に向けて叫ぶ。

二人の視線が痛い。ﾔﾒﾃ

秋「…ごめんなさい。行ってきます…。」

麗華「…貴方、まぁいいわ。」

はい。言いたいことは分かります。ごめんなさい。

愛音「ホンマムカつくわ。秋ちゃん、あんな子じゃないよな？」

秋「当たり前です。」

愛音「ふぅん。行ってきたら？」

秋「そうさせてもらう。ごめんなさい。」

二人に睨まれながら私は音の元へと行く。

秋「…どうしたの音。」

音「あ！秋ちゃん来た～！」

秋「ウ”ッ…。」

凄い勢いで走ってきて抱き着かれた。

…これを食害後の人達にするんじゃないぞ？

音「あのね！蘭人君に明日ここのお花たちのお世話一緒にすることになったんだ！秋ちゃん一緒にやろ？」

秋「え？」

・・明日花の世話をするか。

・一緒にする。

・断る。◁

今、こんな選択肢なんだろうね。

絶対断ります。

ふとひとらんらんさんに目をやるとちょっと困ってるように見える。

ここぞ私の演技力を試す時だ。

秋「ええ、えっと、ごめん。私、不器用だし…こんな綺麗な花を私、世話できる自信ないからいいよ。」

私は申し訳なさそうに視線を落とし申し訳なさそうな声を出す。

おー…完璧。

音「そっか～…。」

ひと「最初からそんなこと言ってくれるなんて嬉しい。」

秋「いえいえ。本当の事を言っただけです。では、私はこれで。」

音「うん！ごめんね！」

私はちょっと早歩きで麗華達の元に帰る。

麗華「何を話していましたの？？」

秋「特に大した話ではなかったよ。昼食の話。」

麗華「そう。」

愛音「…お腹すいた～。」

あ～朝ごはん食べてないから私もお腹すいた。

愛音「じゃ食堂でこの学園限定の鮭マヨパン買お♪」

やっと愛音に♪が付き始めた良かった。

ってか鮭マヨパンって美味しいの？