殺気 ページ28
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｢怖かったろうに……よく耐えた！
ごめんな……もう大丈夫だ少年！｣
｢こっ…怖くねぇよヨユーだクソッ！！｣
｢ふふふ、怖かったんだねぇ勝己くん。｣
｢うるせェ！！｣
茶化すようにポンポン頭を撫でる。
……と言っても、まだ油断は出来ないな。ヴィランも目の前にいる。
｢そう言ってんならその手ェどけろ……｣
｢やだなぁ怖いんだよ。｣
そんな会話をしているうちにオールマイトと死柄木弔の睨み合いは続いていく。
｢……仕方がない。
俺たちだけじゃない……そりゃあこっちもだ。
黒霧
持って来れるだけ持って来い！！｣
……今度はなんだ？
警戒して腰を低くする……が、一向に変化はない。
頭が霧のような人が焦った声を上げる。
｢すみません死柄木弔……所定の位置にあるはずの脳無が、ない……！｣
｢っ！？｣
彼にとってそれはあり得ないことらしく、驚いて目を見開いている。
オールマイトが此方に来て、俺らの肩に手を置いた。
｢やはり君はまだまだ青二才だ死柄木！｣
｢あ…？｣
｢敵連合よ、君らは舐めすぎた。少年の魂を。
警察のたゆまぬ捜査を。
そして、
我々の 怒りを！
おいたが過ぎたな。ここで終わりだ死柄木弔！！｣
胸がざわついて鳥肌が全身を駆け巡る。
……これが、殺気か。
拘束された死柄木弔の身体がカタカタと震える。
しかしそれは殺気を受けての恐怖での震えだけではないような気がした。
｢終わりだと……？ふざけるな、まだ始まったばかりだ……
正義だの…平和だの…あやふやなもんでフタされたこの掃き溜めを
ぶっ壊す……そのために
仲間も集まり始めた
ふざけるな……ここからなんだよ……｣
死柄木弔は再び黒霧の名前を呼ぶ。
が、動こうとした黒霧に何かが通ったような気がした。
その途端黒霧は気絶したのかガクンと力なく項垂れる。
どうやらエッジショットの個性みたいだ。
その個性はありがちなのに、凄いな。
……気のせいだろうか。
未だに胸の奥がざわざわする。
何かが込み上げて来るような……しかもそれは決して良いものではない。
黒く淀み、ドロっとしたような……
これは、なんだ？
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評価数400越え、お気に入り数1200ありがとうございます。
これからは道行く小学生に｢俺占ツクのお気に入り数1200超えてんだぜすげーだろ｣って自慢して回れます。ありがとうございます。トガちゃんかわいい
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なほ(プロフ) - この作品とっても面白いのに終わりは悲しい...！！いつかまた更新されることを祈ります！！ (2022年8月22日 2時) (
レス) @page37 id: e03e668129 (このIDを非表示/違反報告)
やまは(プロフ) - 続きがとても気になります…！更新される日を待ってます！！ (2022年4月2日 18時) (レス) @page37 id: d3221d33a6 (このIDを非表示/違反報告)
海月 - 報告のラグドールがグラドールになってますよ (2021年10月12日 17時) (レス) @page25 id: 529b7db5a1 (このIDを非表示/違反報告)
ﾗｲｱ@liar_onlooker - お、終わり…ですか…?('°'`) (2021年1月5日 11時) (レス) id: b78cc7195a (このIDを非表示/違反報告)
ゆいな(プロフ) - 八百万ちゃんかわいいよねー (2020年8月14日 18時) (レス) id: ec54d11116 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小林 x他1人 | 作成日時：2018年8月11日 3時
