病院 ページ24
私はバトルシーン書くの下手みたいです。
＿＿＿
目が覚めると、白かった。
白い天井。
隣を見れば、窓からの青空が見えた。
そして消毒液の匂い。
やけに重い右腕。
あ、病院か。って思った。
ぐっと身体を起こすと、右腕が尋常じゃない程痛んだ。
そして俺を引っ張る点滴。
｢あ、起きたんスね！｣
｢……君は、確か……あの時の｣
｢泡瀬ッス！｣
｢そう、泡瀬くん。どうしたの？｣
｢……お見舞い？スかね｣
お見舞いか……俺以外にも怪我人はいたのか。
……守れなかったな。
｢……そうだ。百、百はどうなったの？平気？｣
百はあの時頭を殴られたはずだ。
そう言うと泡瀬くんは席を立ち、カーテンを開けた。
｢……お兄様……目が覚めたのですね！｣
｢百こそ……！あぁ、良かった。｣
カーテンの先には頭に包帯を巻いた百がいた。
良かった……死んでいなかった。
しかし、兄妹揃って入院生活か。
｢俺B組の奴にもお見舞いしないと……じゃ、お大事にしてください！｣
｢うん、ありがとう泡瀬くん。｣
いやぁ、いい子だね泡瀬くん。
B組での初めての友達だ。
……そんな呑気なことを思っているのは俺だけなようで、百は深刻な顔をしていた。
｢……お兄様、今回の敵襲撃……ひどいことになったようです。｣
｢へぇ、そう。｣
｢なんでも、爆豪さんが行方不明…です。｣
｢……勝己くんが？｣
聞けば、敵に狙われていたのは勝己くんだったらしい。
……なんでまた…勝己くんを。
｢八百万……起きてるか｣
聞き慣れた低い声が耳に入る。
あ、この声。
｢轟さん！｣
｢轟くん、おはよう。｣
病室に入ってきた轟くん。
その後ろには、数人のA組の子もいた。
｢！先輩、起きたんですね。｣
｢轟くん、ケガなかったんだね、良かったよ。｣
｢……先輩は、ひどいケガだって、聞きました。｣
｢いやそんな……大したことないよ。｣
ただチェーンソーで腕を抉られただけだ。
……と言えるまで俺は空気の読めない奴ではなかった。
｢……それで八百万。昨日の話なんだが…｣
……昨日の話？
カーテンの奥で繰り広げられる会話にやることもないので耳を傾ける。
｢……まだ決断がついていないのです。夜まで待っていてくれませんか。｣
｢あぁ、分かった。なるべく早く決めてくれ。
夜、病院の前で待ってる。｣
扉の閉まる音が聞こえた。
｢百。｣
｢…はい。｣
｢あまり下らないことはするんじゃないよ。｣
｢……分かっています。｣
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なほ(プロフ) - この作品とっても面白いのに終わりは悲しい...！！いつかまた更新されることを祈ります！！ (2022年8月22日 2時) (
レス) @page37 id: e03e668129 (このIDを非表示/違反報告)
やまは(プロフ) - 続きがとても気になります…！更新される日を待ってます！！ (2022年4月2日 18時) (レス) @page37 id: d3221d33a6 (このIDを非表示/違反報告)
海月 - 報告のラグドールがグラドールになってますよ (2021年10月12日 17時) (レス) @page25 id: 529b7db5a1 (このIDを非表示/違反報告)
ﾗｲｱ@liar_onlooker - お、終わり…ですか…?('°'`) (2021年1月5日 11時) (レス) id: b78cc7195a (このIDを非表示/違反報告)
ゆいな(プロフ) - 八百万ちゃんかわいいよねー (2020年8月14日 18時) (レス) id: ec54d11116 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小林 x他1人 | 作成日時：2018年8月11日 3時
