戦闘 ページ23
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化け物のような敵はチェーンソーを振り回しながら此方へ近付いてくる。
……これ、本気で殺しに来てる……というか、人間じゃないな。
まるで……人を殺すためだけに作られた怪物のような……
そのチェーンソーが音を訊かして俺の首を貫きそうな所を見計らい、触れる。
｢っ、さすがに切れたか……｣
だがチェーンソーはなくなった。
そいつはチェーンソーが壊れたのを見ると、更に二つ目のチェーンソーを取り出した。
｢いくつ持ってんだよ……！｣
数えただけで４つはありそうだ。
……なら。
｢腕を、壊すっ……！！｣
大量にある腕の一つに触れて、思い切り破壊する。
加減を考えていなかったので肉が少し顔に付いた。汚いな。
｢……は……！？再生、するのかよっ……｣
腕を壊した途端残った腕をしまったかと思うと、そこから真新しい腕がまた出てきた。
再生能力持ち…？そういう個性か？
なら、武器を壊した方が早そうだ……
そういえばさっき、マンダレイさんのテレパスが聞こえた気がしたんだけど……
｢ぅ、！？｣
顔の真ん前でチェーンソーが振り下ろされる。
……無駄な考えは止した方がいいな。
チェーンソーの刃の回っていない部分に手を付ける。
するとそれはパン、と爆発したように破壊されていく。
ｻﾞｸ、
｢ぅあﾞぁ！？｣
……しまった、近付きすぎた。
右腕が思い切りやられた。骨が見えてる。
足に力が入らなくなり、膝から崩れ落ちる。
……これ、もうダメかな。
振り下ろされるチェーンソーをやけに落ち着いた感情で見ていた。
途端、ピタリと奴の動きが止まった。
……？なんだ、何が……何で帰る？
｢せ、先輩！｣
｢……！？バンダナくん、何でいるの！？百は…｣
｢お兄様、私が止まってくださいと言ったのです……！
泡瀬さん……"個性"でこれを＿＿奴に！｣
百が創り上げたのはボタンのような小さいもの。
バンダナくん……泡瀬くんは意味が分からない顔をしている。
｢何これ？ボタン？｣
｢いいから早く！行ってしまう！！｣
その声に押されたかのように泡瀬くんは奴の元へ駆け寄り、個性を使いそれを結合させた。
……彼の個性は何かくっ付けるものなのかな。
｢よしつけたぞいいな！？怖えダメだもう！｣
｢ええ…｣
｢逃げるぞ！先輩も！｣
｢あぁ、百掴まって。｣
｢っ、お兄様もひどいケガですわ……！｣
ぐちゃぐちゃにやられた右腕。
あぁ、相澤先生に怒られるなぁ…
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なほ(プロフ) - この作品とっても面白いのに終わりは悲しい...！！いつかまた更新されることを祈ります！！ (2022年8月22日 2時) (
レス) @page37 id: e03e668129 (このIDを非表示/違反報告)
やまは(プロフ) - 続きがとても気になります…！更新される日を待ってます！！ (2022年4月2日 18時) (レス) @page37 id: d3221d33a6 (このIDを非表示/違反報告)
海月 - 報告のラグドールがグラドールになってますよ (2021年10月12日 17時) (レス) @page25 id: 529b7db5a1 (このIDを非表示/違反報告)
ﾗｲｱ@liar_onlooker - お、終わり…ですか…?('°'`) (2021年1月5日 11時) (レス) id: b78cc7195a (このIDを非表示/違反報告)
ゆいな(プロフ) - 八百万ちゃんかわいいよねー (2020年8月14日 18時) (レス) id: ec54d11116 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小林 x他1人 | 作成日時：2018年8月11日 3時
