三時間 ページ13
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｢煌めく眼でロックオン！｣
｢キュートにキャットにスティンガー！｣
｢｢ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ！！｣｣
おぉ、生では初めて見たよ、プッシーキャッツ。他の二人はいないのかな。
｢今回お世話になるプロヒーロー｢プッシーキャッツ｣の皆さんだ。｣
相澤先生が紹介すると、緑谷くんが早口細かい解説を挟んだ。
やっぱり彼、ヒーローオタクなんだね。
マンダレイさんが説明をしようと大きい肉球で山のふもとを指差す。
｢あんたらの宿泊先はあの山のふもとね。｣
｢遠っ！｣
……あ、これもう始まってるパターンのヤツかな。
一応のため手袋を外しておく。
｢今はAM9:30。早ければまぁ……12時前後かしら｣
一年の子も察しがついてきたのか顔が青ざめてきて、バスに戻ろうとする。
……無駄だよ。ピクシーボブさんの個性を忘れたのか。
｢12時半までに辿り着けなかったキティはお昼抜きね。｣
｢悪いね諸君。合宿はもう……｣
個性で土が大きく盛り上る。まるで波のように。
｢始まっている｣
その土は俺の方まで迫ってくる。
……なんで俺も巻き込もうとするかなぁ……！
迫り来る土の波に手を置くと、それは弾き飛ばされたように跡形もなく無くなり、ポッカリと俺が立っている所だけ穴が開く。
｢ほお、流石だな。｣
｢……俺も助けてよ、先生。｣
｢言っとくが、これは君のリハビリのためでもあるぞ。｣
｢リハビリ？｣
｢一年間寝込んでいた体力でヒーローになれるとでも？
去年俺が除籍にしなかったのは校長先生の良心あってだ。この二年生で一年分の体力取り戻すぞ。｣
｢はっ、キッツイね……｣
多分、今の俺は上手く笑えてないと思う。
相澤先生は悪い顔で笑った。
と、プッシーキャッツの二人がバスを用意してくれた。
｢八百万くーん！行くよ。｣
｢はい｣
｢イレイザー、何だかんだ心配してるのよ。｣
隣に座ったマンダレイさんがヒッソリと教えてくれた。
それを俺は笑って返す。
｢フフ、分かってますよ。一年生の頃にとっくに。｣
｢……あら、二年後が楽しみね。｣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
何だかんだマンダレイさんも急いでると思ってます
八百万くんは｢いい子｣と｢面白い子｣が好きなようですね。あと彼はナチュラルに人を下の名前で呼べます。あまりにナチュラルなので呼ばれた本人も気付きません。それが八百万Aです。
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なほ(プロフ) - この作品とっても面白いのに終わりは悲しい...！！いつかまた更新されることを祈ります！！ (2022年8月22日 2時) (
レス) @page37 id: e03e668129 (このIDを非表示/違反報告)
やまは(プロフ) - 続きがとても気になります…！更新される日を待ってます！！ (2022年4月2日 18時) (レス) @page37 id: d3221d33a6 (このIDを非表示/違反報告)
海月 - 報告のラグドールがグラドールになってますよ (2021年10月12日 17時) (レス) @page25 id: 529b7db5a1 (このIDを非表示/違反報告)
ﾗｲｱ@liar_onlooker - お、終わり…ですか…?('°'`) (2021年1月5日 11時) (レス) id: b78cc7195a (このIDを非表示/違反報告)
ゆいな(プロフ) - 八百万ちゃんかわいいよねー (2020年8月14日 18時) (レス) id: ec54d11116 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小林 x他1人 | 作成日時：2018年8月11日 3時
