ん？監督生に嫌われてね？

二十五話 ページ26

『マキは巻き巻きのマキで巻物が好きだからマキなんだよね』


マキ「は？」


『だから、マキは巻き巻きのマキで巻物が好きだからマキなんだよね』


マキ「…は？」


『だーかーらー、マキは巻き巻きの』


マキ「その、巻き巻きのマキとか意味わかんねぇんだけど」


『それは私も分かんない』


マキ「じゃあ、何を言ってたんだよ」


『早口言葉みたいで楽しくなっちゃって』



ちょっと言ってみ？


せーの

マキは巻き巻きのマキで巻物が好きだからマキなんだよね


どう？楽しい？楽しくない？


まぁそんなことはどうで良いんだけどね


ただいま、合同授業中です



マキ「お前普段からこんな感じで授業してんの？」


『んー？普段も今と同じ感じで授業受けてるよー？』


マキ「授業受ける気ないだろ。取り敢えず机に伏せるのやめような」


『だって、つまんないじゃん』



授業受けなくても出来るものは出来るし


分かるのもは分かるし、分かんなくても


本を後で読めば良いだけじゃん？



マキ「つまんないとかの問題じゃ」


『そんな事分かってるよ〜…分かった、ちゃんと受けます。受けるので冷たい目やめてください』


マキ「よろしい」


授業後


『私頑張った〜！よくやった私！』


マキ「普通に授業受けただけだろ」


『ユウちゃ〜ん』


マキ「懲りない…ってか人の話聞け〜？」


マキがなんか言ってる〜



『あ！そうだ良い事考えた〜！私頭良いな』


マキ「くだらない事じゃないよな」


『くだらなくなんか無い！』



ん？何って？


ユウちゃんに話しかけてどっかにやられるじゃん？


だからユウちゃんに話しかけなければ良いんだよ


まぁ、見てなって



『デュース！この後一緒にご飯食べようよ〜』


デュース「え？僕…か？」


『ｳﾝｳﾝ、どう？一緒に』


デュース「でも、監督生達と約束してるから…」


『それなら、ユウちゃん達も一緒に食べれば良いんじゃない？』


デュース「そうか！そうすれば監督生達とも食べられるし誘いを断らずに済む！」


『でしょ！よしっ！』


マキ「お前はなぁ…」



え、普通頭良くね？


そう思わない？


デュースに話しかけたのも、私考えたでしょ？



デュース「監督生！エース！来てくれ」



え、見たいな顔されてるわ


てか、エースいるとな〜


文句言われる気しかしない

二十六話→←二十四話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す