ん？監督生に嫌われてね？ (ページ23)

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二十二話ページ23

マキ「ほら、いけよ。授業はじまんぞ！俺はもう行くからな」

『…』

マキ「あー！もう！本当に行くからな！」

『…』

マキ「はぁ…」

こんにちは、絶賛病み気のAです

安心してください、そんなに病んでないので…

マキがなんか言ってますが、授業受ける気にならんのです

でも、受けないといけないのでそろそろ行きます

『…行こ』

マキ「お、おう…ちゃんと授業行けよ？」

『わかってる…』

C組

モブ達「おい、あれ見ろよ…」
「あーあれね」
「あれどうしたんだ？」
「お前さっき見てなかったのか？」
「なんの話だよ」
「お昼に、ユウちゃんに嫌いって言われてからあぁなってんだってさ」
「本当に好きなんだろな」
「可愛いもんな〜」
「俺も嫌われたら、あぁなるわ」
「嫌われたくねぇー」

『もう嫌だ…もう嫌だ…もう嫌だ…(小声)』
↑
机に突っ放してます

モブ「Aちゃん気持ちは分かるけどまた先生に怒られるから授業はちゃんと受けよ？」

『…うん、わかった』

やばい、話の内容が全く入ってこん

先生ちゃんと喋ってる？

理解出来ないんだけど

このままだとおいてかれる〜

授業が全て終わったよ！！！！！！

『はぁ〜今日もお疲れ、私…』

もういいよ…

明日からはユウちゃんを元気の源として頑張るから

疲れたし、悲しいし

マキ「元気出せって〜」

『ハハッ！ワタシはゲンキさ！』

マキ「お前、いよいよだな。限界が来たか？」

『ナニをイッテイルンダイ？マキクン』

マキ「寮に戻るぞー」

『ソウダネ！ソウシヨウ！』

自分でもわかってる…

テンションがおかしくなってるって事

なんかもう、情緒不安定になってる

一回落ち着こ？うん、落ち着こ

『ふぅーーーーー、よし！もう大丈夫、戻った！』

マキ「良かった良かった」

マレウス「人の子よ、少しいいか？」

マキ「…寮長。…こいつの事ですよね？」

『え？私？』

マレウス「お前だ」

マキ「だとよ、俺はもう行くな」

『わかった〜』

なんだろう…

何も言わずに座ってるだけなんだけど

え？何これ、私が話した方がいい感じなの？

分かんないよ？分かんない〜

『あの、マレウス先輩…どうしました？』

マレウス「嫌われたからと言って、そんなに落ち込むな」

ユウちゃんのこと？

ユウちゃんのことだよね？

主語がないからあれなんだけど…言えないよね〜