楽しき日々に祝福を (ページ25)

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22話ページ25

そんな事を話しているうちに、ホグワーツに着いたみたいだ

着替えはもう済ましている

大広間

『それじゃ、また後でね！』

リリー「えぇ！」

リリー達と別れて、スリザリンのみんながいる場所に向かい

セブルスを探す

…いた

『久しぶりセブルス、こんにちは先輩方』

先輩「あぁ、君は確かA・モラレスさんだったかな？」

なんで、知ってるんだろ…

この先輩のこと、私は知らないのに

どこかで、会ってたかな？それとも、たまたま知ってただけ？

それとも……

あぁ、考えるのやめよ

『そうです、Aです。私もここ、良いですか？』

先輩「もちろん、どうぞ」

セブルスが顔を顰めた気がする

その後は、先輩達と普通に食事をとった

死喰い人の話でもしているのかと思ったけど

そうでもなかったらしい

こんな所でそんな話しないか…

ただ、闇の魔術についてや

…あまり良い話はしなかった

きっとセブルスが顔を顰めたのは、そう言う話をしていたからだ

セブルスは、私をそう言うのに関わらせようとしない

それは、前に私がセブルスにあまり良いものじゃないと

言ったから

『私は、これで。そろそろ寮に行きます』

先輩「それは残念、もう少し話したいと思っていたんだが」

セブルス「…先輩、すみません。用事を思い出しました」

先輩「…しょうがない、それではまた」

セブルス「はい。…行くぞ」

『あ、うん』

セブルス「全く、嫌そうな顔をしながら一緒に食事をする必要ないだろう」

『だって、一緒に良いですか？って言ったのは私なのにやっぱ良いですなんて言えない…』

セブルス「言い訳は山ほどあっただろう」

『まぁ、そうだけど』

確かに言い訳は沢山あった

言うタイミングも幾つもあった

だけど、内容がどうしても気になっていたのも事実だ

『…ありがと、セブルス』

セブルス「何もしていないが」

『私が退こうとしても、引き止めてきたからセブルスも一緒に来てくれたんじゃないの？』

セブルス「…自意識過剰だ」

『せっかくセブルスが欲しいって言ってた本、私持ってるから貸してあげようと思ったのになー』

セブルス「助けた事に感謝するんだな」

『ニヤニヤして！調子の良いやつめ』