めぐろくんの秘密🍼2 (ページ42)

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ラウールside

次の日。
目が覚めてリビングに行くと
半泣きのめめが。

佐久間「おはよう、ラウール。」
ラウ「お、おはよう…。」

今佐久間くんはめめの体温を測定中らしく
おしりに体温計を挿れて測ってるんだけど
異物感からもう涙目のめめ。

熱を測り終わると体温計を引き抜いて
体温を確認する佐久間くん。
俺から見て昨日よりは
苦しくなさそうだけどどうなのかな…。

佐久間「昨日よりは下がったね。
今日と明日は様子を見てみて
本調子になるのは明後日くらいかな。」

ラウ「よかった…あ、そうだめめの
ミルク作ってきた方がいい？」
佐久間「そうだね…気持ち量少なめで。」

いつもより少なめにミルクを作って
佐久間くんに渡す。

佐久間「めめ、飲めるかな？」

口元にそっと吸口を持っていくと
咥えてくれて一安心。

目黒「んくっ…んくっ…ん〜…」
佐久間「もういらない？」
目黒「ん…」

数口吸って拒否し始めためめ。
食欲はまだ無いかな…。

ラウ「佐久間くん、
ゲップさせるからめめ貸して？」
佐久間「はいどうぞ。」

しんどくなっちゃうからめめを抱き上げ
背中を叩いてゲップさせる。

目黒「……っ、げぇっ、」

ゲップが出て安心したのはいいんだけど
肩が何だか温かい。

ラウ「佐久間くん！さっきのミルク
めめ出しちゃったかも…」
佐久間「本当だ。タオル持ってくるね。」

温かさの正体はめめが吐き出してしまった
さっきのミルク。
慌てて佐久間くんに拭いてもらう。

ラウ「俺着替えてくるね、」
佐久間「その方がいいよ。めめは
こっちで見とくから。」

リビングを離れて廊下を歩いてると
今起きてきたであろう岩本くんと
すれ違った。
その表情は昨日よりはスッキリしてるけど
いつもよりはやっぱり暗い。

岩本「おはよ、目黒はどう？」
ラウ「岩本くん…おはよう。今ちょっと
ミルク飲ませたんだけど戻しちゃって。
熱は昨日よりかは下がってる。」
岩本「そうか。ありがとな。」

ラウ「岩本くん…元気無い？」
岩本「いや、別に。」
ラウ「心配なのはよくわかるけどさ
あんまり悲しい顔してると
俺やめめまで悲しくなっちゃうからね？
…じゃあ俺着替えてくる。」

昨日から元気の無い岩本くんに
思ったことを伝えて部屋に戻った。