めぐろくんの秘密🍼2 (ページ5)

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目黒side

シェアハウスに住み始めて
初めての朝。徐々に目が覚めて
自分の状況が何となく分かってきた。

昨日はどうやって寝たんだっけ。
…そうだ岩本くんに抱っこして
連れてきてもらったんだ。

もう慣れてしまったおむつの不快感。
替えて貰いたいなあ…。
皆起きてるかなぁ。
っていうか今何時なんだろう…。

阿部「めめ〜、おはよう。」
目黒「…べちゃん…ん〜っ…」

ガチャ、と扉が開いて大好きな人の声。
もぞもぞと起き上がって
布団も全部ぐちゃぐちゃのまま
阿部ちゃんに抱きつく。

阿部「おはよう。早起きだね。」
目黒「んっ…んっ…ぎゅ〜…」
阿部「よしよし、あと少ししたら
おむつ替えようね。」

数分もすると、
まだぎゅってしてたいのに
阿部ちゃんは早々に切り上げて
俺をベットに寝かせる。

目黒「ふぇっ…んんっ〜！」
阿部「ごめんね、すぐ終わるよ〜？」

さみしい、ぎゅってしてほしい。
おむつなんかより俺を構って欲しい。
おしゃぶり要る？って聞かれたけど
いらないって首を横に振る。
今はいっぱい抱き締めて欲しい。

そんなわがままな俺をよそに
プチン、プチンと服を脱がせて
阿部ちゃんはおむつを開く。

事前に調べるのが基本の阿部ちゃんは
ちょっと不格好だけど
丁寧に汚れた俺の下半身を拭いて
新しいおむつを腰の下に置いて
粉を叩いて覆うようにお腹周りに
おむつを被せてテープを留めて
またプチンと服を留めた。

阿部「よし、終わったよ。
ほら、おいで？」
目黒「……うぁああっ、！」
阿部「寂しかったね。抱っこだよ。」

阿部ちゃんからすればほんの数分でも
俺にはとっても長く感じたから
嬉しさと有り難さとなんでもっと早く
ぎゅってしてくれなかったのって
我儘でよくわかんなくなっちゃって
大泣きしちゃう。自分でも止められない。

目黒「ひっく…ひっく…」

今日は引っ付いていないと不安だから
阿部ちゃんにぎゅってしがみつく。

阿部「もうそろそろ着替えようか。
マネージャーさん迎えに来るよ。
俺も今日現場入り早いから
途中まで一緒だよ。」
目黒「んぅ……っ…」

されるがままTシャツとGパンに
着替えさせて貰う。
自分の私服に着替えたら
何とかテンションを仕事モードに
持っていかなきゃいけないのが
大変であんまり好きじゃない時間。

そんな俺の代わりに阿部ちゃんは
俺のカバンにおむつを詰めていく。
今日もメンバーの居ない現場だから
1人で出来るようにパンツのやつ。