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🍼 ページ26

渡辺side


めめを阿部ちゃんが抱っこして
チャイルドシートに乗せようとする。

目黒「ううぁぁぁっ!」
阿部「どうしたの〜?」

急に泣いて足をジタバタばたつかせて
乗車拒否するめめ。すっかりご機嫌斜め。
多分抱っこだと思ってたらシートに
乗せられそうになって離れたくなくて
不機嫌になってるな、ありゃ。
阿部もお手上げの表情。

とりあえずチャイルドシートに乗せる事を
止めて抱っこしてあやすことに。

ただ安全面を考えると抱っこしながら
移動は厳しいものがあるから
ここは我慢してもらうしかない。
もう出発しないと集合時間も
迫ってきてるし何とかしないといけない。

俺はめめの鞄からぬいぐるみを取り出し
気を引く作戦に出ることにした。

目黒「ふぇぇえっ」
渡辺「めめ、わんちゃんがこっちに
おいで〜って言ってるよ。」
目黒「んっ…わんわっ…」

泣いていためめがこっちに気がついた。
よし、ファーストステップクリア。

渡辺「阿部、今のうち。」
阿部「分かった。」
目黒「わんわ…わんわん…」
渡辺「そうだよ、わんわんだよ。」

犬のぬいぐるみに気を取られている隙に
チャイルドシートに乗せて
阿部がカチッとシートベルトをはめた。

渡辺「そんなめめにはわんわんあげる。」
目黒「わんわ…!ぎゅ〜っ…」

ご褒美に犬のぬいぐるみを渡すと
ぎゅっと抱き締めて離さない。可愛い…。


めめを車に乗せることに成功した俺らも
乗り込んで照の運転で出発。
台本を読み込んだり話したり寝たり。
ラウールは小テスト対策用の
単語帳繰り返し見てる。凄すぎ。
俺高校生の時こんな勉強頑張れたかな…。


それぞれ今日午前中は現場が違うから
テレビ局、出版社、ラジオ局と
バラバラの仕事先に降ろしてもらう。

いや〜本当に有難いことだよね。
それぞれお仕事が頂けるって事がさ。
ふとした瞬間にしみじみしちゃうから
歳を重ねたことを実感する。


それに今日は午後から皆音楽番組での
パフォーマンスになるから万が一
めめがぐずったり大変なことになっても
対処できるのが有難い。
仕事になったらスイッチも切り替わるし
生放送もきっと大丈夫だと思う。


この時俺らは全く気がついていなかった。
ロケ現場に必ず持っていく"あれ"を
すっかり忘れていたことに。

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作者名:モコ | 作成日時:2021年10月12日 17時

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