26話 ページ26
｢……何よ、その呆けた顔｣
｢あまりにも、雰囲気が違うから…その、私を羨ましがる理由も、分かんないですし…｣
｢これが私の素よ。爆豪くんに私のこと見て欲しくて、美少女を演じてたの。だけど、なんかもう、馬鹿らしくなってきたわ｣
早乙女はそういった後、自嘲したように口の端だけ上げて笑った。
｢ずっと爆豪くんのことを見てた。爆豪くんの隣にはいつもアンタがいた。
幼なじみだからって理由で、彼の傍にいられるのが、羨ましくて妬ましくて！
なんで私は幼なじみじゃないんだろうって馬鹿みたいに考えて！｣
まさか早乙女がそんなことを思ってるなんて知りもしなかった。
叩かれた頬と胸がズキズキと痛んだ。
｢努力しても爆豪くんは全然振り向いてくれない！辛くて苦しくて悔しくて…アンタにこの気持ちが分かる！？｣
彼女の悲痛な叫びが屋上にこだまする。
自分も勝己にずっと片想いをしているからそこ、その気持ちが痛いほどわかった。
｢Aちゃんも、爆豪くんのこと好きなんでしょ？｣
｢えっ、なんで、しって｣
｢ずくわかったよ。私、ずっと爆豪くんのこと見てたんだから。傍にいたAちゃんがずっと爆豪くんのこと見つめてるのも自然と目に入ったの｣
そんなにわかりやすかっただろうか。まさか気づかれているとは思っておらず、Aは唖然とした。
私が、かっちゃんのことを好きだと知っていながら、相談をしてきたのか。
怒りに似た感情がじりじりと湧き出し胸の奥を満たしていくのを感じた。
｢Aちゃんは爆豪くんのことが好きだから、振り向いてもらおうと何か努力したの？｣
振り向いてもらうとか、そんな次元じゃない。嫌われないようにするので精一杯だった。
責め立てるような口調に、反射的に縮こまると、早乙女はフンと鼻で笑った。
｢だよね。だから、私、貴女のこと大ッ嫌い！！！｣
どうして私が彼女にそんな風に責められなければいけないのか。
どうして自分だけが苦しかったのだというように言い張るのか。
私だって──
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琴音 - 率直に言おう 泣いた 心臓痛い 涙腺崩壊 私自信かっちゃん、めちゃくちゃ好きだからこれはヤバかったです。泣いたよマジで(逆ギレ)…うん。落ち着こ…うん。 とにかく！更新停止中って見てガーンってなりました。更新するの待ってます頑張ってください。 (2018年11月12日 23時) (
レス) id: 5ea2581f57 (このIDを非表示/違反報告)
ののいろ系女子 - ヤバい泣いた (2018年8月6日 10時) (レス) id: 8fb3eabd58 (このIDを非表示/違反報告)
マリー・テレーズ - 続き、気になります(>_<) 早く更新復帰して下さい 楽しみにしてます (2018年4月9日 22時) (レス) id: 681c9fa44a (このIDを非表示/違反報告)
冬桜ノ夜??(プロフ) - ヤバいキュンキュンしすぎて心臓破裂しそう！ (2017年12月18日 20時) (レス) id: fede09adb9 (このIDを非表示/違反報告)
むぎちゃ(プロフ) - ねんさん» コメントありがとうございます！！個人的に片思いでこじらせてる展開が大好きで、趣味1000%で書いてる話なんですが、キュンキュンしてもらえたようでよかったです！(*^^*) (2017年12月3日 14時) (レス) id: 13d6972138 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むぎちゃ | 作成日時：2017年10月29日 19時
