まだ続いていた私の初恋。5 【名前変換オリジナル】

☆163　俺＞あいつ。　 ページ6

……なーんていう。


ことがあって少し待ったら…成瀬さんが…


「あ、成瀬さーん!!!」


ほ、本当に1人で来た!!!

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なんで？なんでだ？圭は?


あいつ……成瀬さんを1人にしやがって…。


ほんと、何考えてるんだよっ…。


「翔…く、んっ!!」


浴衣で走りにくいはずなのに、俺に気付いたら駆け寄ってきてくれた成瀬さん。


「成瀬さん！大丈夫だったか?!めっちゃ心配だったぁっ!!!」


俺って素直すぎるかな？

まあ、心配だったのは本当だから…俺は全力で彼女のことを心配した。


駆け寄ってきた彼女は、なんともなさそう!


「よっかたぁ！大丈夫そうだね！うん♪」


もっと彼女のことをよく見ていればよかった…。


「ぅっ…翔…くぅ、んっ…。」


「え、えっ??!」


バーァッと一気に大粒の涙を流した成瀬さん。

何々っ?!全然大丈夫じゃねぇ!!!


「…ぅ…会いたかっ……た…っ。」


「え…？」


彼女が俺に近づく。

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「ぅ、ぅわぁん!!」


「な、成瀬さんっ?!」

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思いっきり泣いて、俺の胸に泣きついてきた彼女。


突然のことに俺でもあたふたしてしまう。


なんで泣いてるんだっ?!

俺、なんかした??

というかなんかあったのかっ??!!

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て、俺が慌ててちゃいけない…。


今…


彼女は俺のことを頼ってくれているんだから…。


「…よしよし。」


俺は優しく彼女の頭を撫でてあげた。

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心のどこかでこう思う。

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彼女が―――あいつより俺を選ぶ可能性もあるかもしてない。

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