まだ続いていた私の初恋。5 【名前変換オリジナル】

☆199　いつか分かる。　 ページ43

誕生日の日から一週間が経った。


翔「織田信長!」

圭「いや、豊臣秀吉だね。」


翔「織田さんのほうがワイルドなイメージあってかっけーじゃん!」


圭「織田さんってｗお前、織田信長とどういう関係だよｗ」


翔「こーいう関係☆」


そう言って翔くんは小指を突き出した。


A「…。」

圭「キモッ。」


翔「なっｗ冗談に決まってるじゃーん!!」


圭「俺は〜…やっぱ豊臣秀吉は農民から全国統一までいったから…そこがいいな。」


翔「無視すんなっｗ」


「私は、そんな織田信長や豊臣秀吉を倒して最終的に頂点に立った徳川家康がいいな。」


圭･翔「「??」」


私も、圭くんも翔くんも顔を上げた。


ビシッ。


翔「っいて!!」


翔くんの額に、チョークが炸裂!!?


「お前らなぁ…数学の授業中に社会の歴史の話をするとは…。」


腕を組んで私たちを見下すのは、数学の先生。


「いい度胸じゃねーかっ!!」


A「ご、ごめんなさい…。」


圭「すみません。」


翔「いててて……サーセン。」


謝る私たちを見てクスクスと笑うクラスのみんな。


は、恥ずかしい…。


「早野ぉ…お前、前期は学級委員だったのに？」

翔「ごめんなさい。」


「しっかりしろよっ？」


翔「はいっ!!!」

.


.


.


.


私の誕生日から一週間が経った。


経っても…とくに生活は変わってない。

いつも私は圭くんと翔くんと一緒にいる。


席替えがなくてよかった。


翔くんたちと離れてしまったら…孤立してしまう。


今では本当に2人ともかけがえのない友達だなぁ…。


大切にしたい。


最近その想いが強くなってきた。


.


.


.


誕生日から一週間が経ったんだけど…。


圭くんからの誕プレについては何も聞けていない。


ダメだなぁ…私。


なんて思いながらも、


まあ、いつか分かるよね。


なんて思っていた。

.


.


.


.


なんて思っていたら。

.


.

本当に分かった。


あのネックレスのことも。

あなたの想いも。

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