☆196 確信。 ページ40
私には姫華ちゃんを追いかける勇気などなく…。
そのまま真っ直ぐ正面玄関へと向かい、校舎を出た。
翔「成瀬さんっ!!!」
校舎を出たすぐに…
グラウンドでサッカー部の練習をしていた翔くんが駆け寄ってきた。
体操服姿…なんか格好いい。
翔「成瀬さんっ、あのさ!!」
体操服姿に見惚れていた私…の耳元で翔くんは確かにこう言った。
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翔「圭に…修学旅行のネックレス貰ったでしょ?」
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A「えっ。」
な、なんで翔くんが知ってるのっ?!
翔「あ、やっぱ?w」
A「な、なんで…。」
翔「いや、まあ…だってあれは…。」
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翔くんはそこで言葉を止めて少しだけ考えるような素振りを見せた。
翔「なんでもない。まあ貰ったならいいや!!」
A「え…。」
翔くんはネックレスのことを知っている。
じゃあ…
A「あのさ、翔くん。」
翔「ん?」
聞いても大丈夫かな…。
A「圭くん、なんで修学旅行のネックレスなんかこんな時に私に渡してきたんだと思う?」
翔「えっ??!」
A「え?」
私は不思議に思って首を傾げる。
だって…
翔くんの反応が変だから。
焦った!驚いた!って感じだから。
その反応は…何??
翔「えっ…それは…。」
明らかに動揺している翔くん。
私は黙って次の言葉を待つ。
.
.
.
.
翔「…それは圭本人に聞いてみやぁっ!!!!w」
A「ええっ?!」
結局そうなっちゃうの??
翔「んじゃ、俺部活戻る!あんまサボってると先輩にシバかれるからさっw」
A「えっ…あ!翔くん!!」
翔「ん?」
これだけは伝えないと。
A「誕プレのケーキありがとうね!!すっごく嬉しかったし、おいしかったよ!」
翔「まじ?よかったあw」
A「ありがとうね。」
.
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翔「ん!じゃあまた明日なっ。」
A「うん。」
結局教えてくれないんだ…。
.
少しだけ残念がる私の表情を見て…
翔「本人に聞けば、すぐ分かるってw」
親指を突き立ててグッジョブサインをした翔くん。
A「ほんと?」
翔「たぶんだけどw」
たぶんかよ!w
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翔くん…絶対に何か知ってるな。
私はそう悟った。
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じゃなくて、確信した。
☆197 Simple is best →←☆195 悟る。
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柚季(プロフ) - 茄癒さん» ありがとうございます(´・ω・`) あの…でもちょっと、どこが間違っていると思われたのでしょうか?(x_x;) 間違いを指摘してくださることは私もとっても助かるので全然大丈夫です!♪ (2012年9月8日 22時) (携帯から) (レス) id: ddd56e0828 (このIDを非表示/違反報告)
アリエス(プロフ) - 柚季さん» マジで!?私もGUMIが大好きなんだ♪気が合うね〜(^O^) (2012年5月4日 13時) (携帯から) (レス) id: 0907c8bb3a (このIDを非表示/違反報告)
柚季(プロフ) - バナナオレさん» 季節変わりましたぁ!冬で…全然現実と季節違くて分かりにくいかもしれないけどよろしくです!!小説の中では冬!!(笑) (2012年5月4日 12時) (レス) id: 938c248c9b (このIDを非表示/違反報告)
柚季(プロフ) - アリエスさん» フェアリーテール好きーっ!!アニメ見てるっ!!☆大丈夫だよぉ!面白い!!あ、ボカロも好きだよ〜GUMIが好き☆ (2012年5月4日 12時) (レス) id: 938c248c9b (このIDを非表示/違反報告)
柚季(プロフ) - 權堊さん» おお!!!いっぱいやったことあるんだね〜!!☆すごいなぁ( ´∀`)格好いいって!!私は權堊のこと格好いいって思うよ。 (2012年5月4日 12時) (レス) id: 938c248c9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柚季 | 作成日時:2012年4月1日 21時