☆195 悟る。 ページ39
A「姫華ちゃん…別に木に実が成っているってことを私は言ったんじゃないよw」
姫華「あ?そっか。ごめんごめんw」
A「あ!誕プレ…ありがとうねっ!!」
私は通学鞄に付けたくまのキーホルダーを見せた。
姫華「あー!はいはい。付けてくれてるんだ!!ありがとっ、あたしも鞄に付けたよ!!」
姫華ちゃんはにこにこスマイル。
姫華ちゃんは…前向きで楽天家でいいなぁ。
彼女といると、ちょっとだけ元気が出てくる。
A「姫華ちゃん、部活は?」
姫華「えっ?」
放課後なので部活がある人たちはもう各活動場所へ移動しているはず。
特に運動部はー…
その中の特にバレー部はー…
厳しいと聞いたことがある。
厳しいなら…部活に遅れるのもあんまりよくないんじゃ…。
でも、バレー部員の姫華ちゃんは平然と廊下にいた。
通学鞄をもってない。
なんで?
A「…部活は行かなくていいの?」
さっきの問いに答えてくれなかったので…もう1回問いかけてみる。
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姫華「…。」
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あれ…。
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姫華ちゃんは俯いた。
珍しく…なんだか悲しそうな顔で。
…姫華ちゃんらしくない表情。
私はすぐに悟った。
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彼女に何かあったってことを…。
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A「何かあったの?」
姫華「えっ?!」
ストレートに聞きすぎただろうか。
姫華ちゃんは一瞬だけ目を見開いて…その後いつもの笑顔を見せた。
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姫華「なんでもないよっ!!!あたし、今日ちょっと体調悪いから部活休むんだ!!じゃあもう帰るね!!」
A「えっ…あ。」
姫華「またねっ!A。」
私が止める間もなく…廊下を走っていってしまった姫華ちゃん。
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…帰るって。
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通学鞄も持たずに?
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それに…
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彼女が走っていったのは、正面玄関とは逆の方向だった。
何…?
姫華ちゃん…。
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革ベルト
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柚季(プロフ) - 茄癒さん» ありがとうございます(´・ω・`) あの…でもちょっと、どこが間違っていると思われたのでしょうか?(x_x;) 間違いを指摘してくださることは私もとっても助かるので全然大丈夫です!♪ (2012年9月8日 22時) (携帯から) (レス) id: ddd56e0828 (このIDを非表示/違反報告)
アリエス(プロフ) - 柚季さん» マジで!?私もGUMIが大好きなんだ♪気が合うね〜(^O^) (2012年5月4日 13時) (携帯から) (レス) id: 0907c8bb3a (このIDを非表示/違反報告)
柚季(プロフ) - バナナオレさん» 季節変わりましたぁ!冬で…全然現実と季節違くて分かりにくいかもしれないけどよろしくです!!小説の中では冬!!(笑) (2012年5月4日 12時) (レス) id: 938c248c9b (このIDを非表示/違反報告)
柚季(プロフ) - アリエスさん» フェアリーテール好きーっ!!アニメ見てるっ!!☆大丈夫だよぉ!面白い!!あ、ボカロも好きだよ〜GUMIが好き☆ (2012年5月4日 12時) (レス) id: 938c248c9b (このIDを非表示/違反報告)
柚季(プロフ) - 權堊さん» おお!!!いっぱいやったことあるんだね〜!!☆すごいなぁ( ´∀`)格好いいって!!私は權堊のこと格好いいって思うよ。 (2012年5月4日 12時) (レス) id: 938c248c9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柚季 | 作成日時:2012年4月1日 21時