まだ続いていた私の初恋。5 【名前変換オリジナル】

☆185　器用。　 ページ29

小学校6年生の修学旅行。

つまり、あの山登りがあった修学旅行。


山登りがあったのは2日目。

その1日前になる…修学旅行1日目のことだ。


「それじゃあ、修学旅行の記念のためにみんなでネックレスやキーホルダーなどを作りましょう！」


手作りの…

ネックレス、キーホルダー、カチューシャ、ブローチ、ブレスレットを作るという活動があった！


私は千晴と一緒にネックレスを作った。


千晴「Aのビーズとその小さな貝殻可愛い〜。」


A「ええ？千晴のも、綺麗に星書けてるじゃん。」


女の子同士で盛り上がる。

木ノ瀬「んん？成瀬たちはネックレス作ってるのか。」


たまたま近くで作業していた木ノ瀬に話しかけれる。


千晴「そうだよ!綺麗でしょっ？」

A「可愛いでしょ？」


私たち2人のネックレスを差し出されて…木ノ瀬は少し顔をしかめる。

木ノ瀬「成瀬のは可愛いけど…なんか藤崎のはちょっと汚くね？ｗ」

千晴「な、何よ!確かにうちはAと違って不器用ですけどね!!汚いは酷いよ!」


A「そーだよぉ…千晴の星のやつ綺麗じゃん。」

木ノ瀬「まあまあだなｗ」

千晴「もぉーぅｗ」

そんな他愛な会話をしていると…


圭「木ノ瀬ぇ。ボンドどこもってった？」


(永井くん！)

キーホルダーの作りかけ?のものを持ちながら圭くんは私と千晴が作業していた机に手を置く。


木ノ瀬「あ？ボンド??成瀬たちのやつ借りたら？」

(えっ!?)

突然のことに戸惑う私。


圭「ん。成瀬、いいよな？」


もう私たちのボンドを持っている圭くん。

(いいに決まってるじゃん！)

A「い、いいよ…。」


私は恥ずかしくて俯きながら答える。

作りかけのネックレスを指でいじる。


すると、私の手の中にあった作りかけのネックレスが…

(あ、あれ?消えたっ?!)


私は机の上を探す。

(えっえっ？)


私はキョロキョロする。

.


.


.

圭「へぇ〜…成瀬って器用だな。」

.


.


.

(な、なんで永井くんの手に?!)

私の作りかけのネックレスは…圭くんの手にあった。

.


.

圭「成瀬ってこういうとこ良いよな。」

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