まだ続いていた私の初恋。3 【名前変換オリジナル】

☆84　ぶよぶよ！　 ページ8

結局、圭くんに側にいてもらうことになった。


千晴は、違うクラスの女子と遊びにいってくれた。

いや、正確には圭くんが「他の女子と遊んでこいよ。」と言ってくれたから…千晴は悔しそうに私を見てからどこかに行ってしまったのだ。


.


なんだか千晴に勝ったカンジがした。


.


.


.


何に対して勝ったと思ってるの…？


.


「翔、お前を置いてかき氷早食い大会に行ったのかよ。」


「う、うん…。」


「バカな奴だな。」


「そ、そうだね。」


なんだか…あの時と同じようにあなたと2人きりで、緊張して上手く話せない。


.


.


.


何に対して緊張してるのだろうか…？


.


.


.


.


.


えっ？2人きり!?


しかもお互い水着姿。
私なんかビキニで…

圭くんも上半身は裸。


たくましい腕とか、割れている腹筋とか…


女の子なら「キャー！」とか言って顔を赤くしちゃいそう。


そして私も女の子なので…


.


.


.


思わず圭くんから目を逸らして海面をジーッと見つめた…。


.


.


徐々に熱を持っていく私の頬。


.


き、きっと夏の暑い太陽のせいだよ。うん。

なんて自分に言い聞かせてたら…


私の視界に…ある物体が。


ぶよぶよして、白っぽい透明で……こいつは…


.


.


.


.


.


.


.


.


クラゲだあぁぁ!!!!


そう思った瞬間。


「いっ！」


.


.


太ももらへんに鋭い痛みが。


「成瀬？どうした？」


あ〜ぁ…これは…刺されましたねｗ

て、笑い事じゃなぁい！

☆85　唇に…。　→←☆83　またあなたが。

ラッキーアイテム

革ベルト

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す