☆113 傷付けたのは…。 ページ37
〜Aside〜
「そのまま、お互い何も言わずゴールについたんだ…。」
姫華ちゃんの話しを聞いた私。
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話しを聞いて一番最初に思ったのは…「ごめんね」。
罪悪感が生まれた。
「翔…あんたのこと好きなんだって。」
姫華ちゃんは…いつもと何かが違う笑顔で私を見つめてきた。
思わず息を呑む。
私は俯いて言ってしまった。
「…知ってる。」
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ハッと気付いて顔を上げた。
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「知ってる…の?」
「あっ…ぇと…ごめん。」
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謝るしかできなかった私。
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「知っててさ…あたしの気持ちを聞いてたってこと?」
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「それはっ…。」
「Aのバカッ!!!!最低っ!!!!」
ビクッ。
姫華ちゃんの怒鳴り声が廊下に響く。
「…ごめん。」
相変わらず謝ることしかできない。
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「もう…知らない。」
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彼女は、立ち上がって私を置き去りにして去っていった。
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私は…何をしているのだろうか。
大好きな姫華ちゃんを傷付けた。
きっと翔くんにも悲しい思いをさせた。
千晴も私とあなたが2人きりで肝試しをしたことを知ったら悲しむ。
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私はどうすればいいの?
人に悲しい思いをさせてるのは――――私。
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Nanampool(プロフ) - めっちゃいいです♪ (2012年10月17日 17時) (レス) id: a85a38be95 (このIDを非表示/違反報告)
柚季(プロフ) - みーさん>応援ありがとうございます!これからもよろしくです^^ (2012年3月5日 21時) (レス) id: 938c248c9b (このIDを非表示/違反報告)
柚季(プロフ) - フウカさん>嬉しい言葉ありがとうございます!!応援してくれたら私は頑張れますよっ♪ (2012年3月5日 21時) (レス) id: 938c248c9b (このIDを非表示/違反報告)
柚季(プロフ) - 忍さん>お久しぶりです!両方とも、皆様の期待に応えれるように更新頑張りますよ!☆ (2012年3月5日 21時) (レス) id: 938c248c9b (このIDを非表示/違反報告)
柚季(プロフ) - もふさん>ありがとう!^^応援なんて、嬉しいです!☆ (2012年3月5日 21時) (レス) id: 938c248c9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柚季 | 作成日時:2012年2月9日 18時