まだ続いていた私の初恋。3 【名前変換オリジナル】

☆109　本当のこと。　 ページ33

ある不安をまた持ち始めたあたし。

あたしは何も言い返せなかった。

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翔はやっぱりAのことが好きなの？


あの子と一緒に肝試しに参加したかったの？


Aと一緒に楽しく参加したかったの？


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あたしじゃなくってAがよかった？


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「…あたしじゃなくってAがよかった？」


あたしは心の中で思ったことを無意識に口に出していた。

そのあたしの言葉に少しだけ動揺した翔。


「あっ…別にそういうわけじゃないから！姫華と参加できても楽しい♪」


無理してるような笑顔を見せた。


ダメだよ…翔。

あたし、あんたの幼馴染みだから分かっちゃうよ？
そんな無理して笑わないでよ。

そんな悲しい顔しないでよ。


あんたが好き…。

いつの間にか、あたしの側にいて仲良くしてくれたあんたのことが好きになった。


あたしの初恋。


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翔…。


「翔…。」

「…ん？」

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好き…。

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「あたし、あんたのことがっ――――好き。」

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あーぁ。

言っちゃった…。

でも本当のことだから。

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