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☆102 自問自答。 ページ26

圭くんと手を繋いだまま。

お互い何も言わず…もちろん手を繋いでいることにも何も言わずに、私たちは各ポイントを回って、色んなお化けに会った。


そのたびに叫んでしまう私の口。


圭くんは静かで余裕な感じなのに…私だけ驚いて…なんか恥ずかしいです。


しかも、

えっと…怖さなのか緊張しているかなのか…


とにかく好きな人と手を繋いでいるという状況にドキドキしてるから…

圭くんと繋いでいる手が小刻みに震えている。

.


.


.


だって今の状況は幸せすぎるから。


好きと分かってしまったことで、圭くんをすごく意識してる…。

.


.

ゴールにだんだん近づいてきた。


お化けが出ないときは…お互い何もしゃべらない。
黙っている。

私の鼓動がうるさい。


聞こえてないよね…?


「…もうすぐゴールだな。」


ふと隣から声が落ちてきた。


「…。」


私はその声に反応しなかった――――できなかったんだ。


あまりの緊張に声が出ない。

手が震えて、しゃべると声まで震えてしまいそうできっと上手くしゃべれない。


「もうすぐゴールだな。」という圭くんの言葉に…私は少しだけの悲しみを感じた。


今の状況が幸せすぎて…

ずっとこうしていたいと思ってしまったからだ。


まだ、圭くんと手を繋いでいたい。


圭くんとこうして2人きりで歩いていたい。


.


.


.


.

そんな私の気持ちを知らずに、圭くんの歩幅が大きくなり始めて早歩きになった。


それにつられて私の歩幅も大きくなる。

やだっ…!


圭くんとの時間…1秒でも多く私は感じていたいのに―――――。

私は思わず繋いでいる手に力を込めた。


でも…
あなたは…私のこと好きじゃないからしょうがないのかな…。


.


.


じゃあなんで手を繋いできた?

自問自答したけど…答えは見つからなかった。

☆103 若干パニック →←☆101 汗ばんだ手。 


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設定タグ:オリジナル , 初恋   
作品ジャンル:恋愛
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Nanampool(プロフ) - めっちゃいいです♪ (2012年10月17日 17時) (レス) id: a85a38be95 (このIDを非表示/違反報告)
柚季(プロフ) - みーさん>応援ありがとうございます!これからもよろしくです^^ (2012年3月5日 21時) (レス) id: 938c248c9b (このIDを非表示/違反報告)
柚季(プロフ) - フウカさん>嬉しい言葉ありがとうございます!!応援してくれたら私は頑張れますよっ♪ (2012年3月5日 21時) (レス) id: 938c248c9b (このIDを非表示/違反報告)
柚季(プロフ) - 忍さん>お久しぶりです!両方とも、皆様の期待に応えれるように更新頑張りますよ!☆ (2012年3月5日 21時) (レス) id: 938c248c9b (このIDを非表示/違反報告)
柚季(プロフ) - もふさん>ありがとう!^^応援なんて、嬉しいです!☆ (2012年3月5日 21時) (レス) id: 938c248c9b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柚季 | 作成日時:2012年2月9日 18時

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