まだ続いていた私の初恋。3 【名前変換オリジナル】

☆101　汗ばんだ手。　 ページ25

薄暗い道。

静かな雰囲気。

目に映る…


「の、のっぺらぼうぅ！？」

「変なの。」


私と圭くんはただいまコースを回り中。

とってもとっても幸せ＆怖いです!!!ｗ


隣には好きな人がいてくれるから幸せなの。

歩くたびに漂う不気味な雰囲気、お化けが怖いの。


でも…圭くんが隣にいてくれるから。


私はあなたの顔をチラッと見た。


なんか暗くて顔はよく見えないけどｗ

それでも、隣にはあなたがいる。


まあ、逆に顔があんまり見えないから…緊張しないからいいのかな。


その時。
ガサッ。

「ぇ。」


「なんだぁ？」


茂みから音が。

ふり向いた私と圭くん。


.


.


.


数秒シーンとした空気が流れた後。


「ぶぅわあぁーっあ！」


「ぃやあぁーっ!!」

「ん？」


な、なんか…
なんかなんかよく分からない変なお化けが出てきたあぁ！


ビックリしすぎて立ち止まってしまった私。

そんな私の…


「成瀬、早く。」


「あっ…。」

.


.


.


.


.


.


――――ドキッ。

.


.


手を掴んで再び歩き出した圭くん。


手…。
大きくて温かい手。
あなたの手。


私の手が…あなたの手に包まれている。


.


あれ？

…全然お化けにも動揺してなくて落ち着いていると思ってたあなただけど。


なんか…手が汗ばんでる？

.


.


.


.


なんでだろ…やっぱ圭くんでもお化けは怖いのかな？

薄暗い道のせいでその時のあなたの表情は見えなかった。

.


私は絶対、今、

顔が赤いと思います。

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